TOEIC® Programはどのようにつくられるか

問題作成からスコア算出まで

テストの信頼性と妥当性の確保のために行われる様々な分析や検証

素案作成→問題構成→検討・見直し・編集・校正→不適切な表現の検証→テスト完成→テスト実施→採点前分析→採点後分析→スコアの同一化→スコア算出

問題開発のプロセス

  1. 問題の素案作成
    テスト開発担当の内部スタッフと、アイテムライターと呼ばれる外部スタッフによって、問題を作成します。ちなみに、アイテムライターは、様々な国で英語を外国語として教えた経験や、海外で在住あるいは仕事をした経験を持つ人などで構成されています。
  2. テストアセンブル
    問題の素案が出揃ったら、実際の問題形式に仕上げる「テストアセンブル」という作業を行ないます。担当するのは、ETSのスタッフで、彼らのことをテストアセンブラーと呼びます。
  3. レビュー
    問題ができあがったら、一つの問題に対して正しい答えが一つであるか、使われている語句が適切か、曖昧でないかなど、さまざまな角度からチェックします。修正の必要がある問題は、再びテストアセンブラーに戻され、完成に向けて、スペリングミスや全体のフォーマットなどのチェックを行ないます。
  4. センシティビティレビュー
    さらに問題文の不適切な表現などを検証するセンシティビティレビューが行われます。
    このように、幾度にもおよぶチェックや検証のプロセスを経ることで問題の精度を高めています。

採点のプロセス

アイテムアナリシス
テストの妥当性・信頼性を保つために、TOEIC Programの採点は、細かい分析・検証作業を基に行われています。この作業の中の一つがアイテムアナリシスと呼ばれる分析作業で、採点の前後に実施されます。
採点前の作業では、無作為に抽出された受験者の解答をサンプリングし、採点(スコア)の信頼性の確保と、それに伴う不適切な問題の除外を目的に行われます。
一方、採点後の作業は、受験者全員を対象とした分析で、全体のクオリティや評価の信頼性を検証するために行われています。
イクエイティング
ETSがテスト開発で長年培ってきたノウハウが詰まっているのが、「イクエイティング(スコアの同一化)」といえます。TOEIC Programでは、素点で最終評価を下すのではなく、素点を換算点に置き換えて最終的なスコアを算出します。その方法は、新しいテストを作成する際に、以前に実施した問題のごく一部を必ず新しい問題の中に織り込み、スコア算出時に新旧テストを比較し、難易度によってスコアにブレが生じないように調整。スコア基準の不変性を確保しています。したがって受験者は、実力が変わらなければスコアも一定となり、また時系列的に学習到達度を確認することもできます。