活用事例

神戸市

【オンライン方式事例】

国際都市化の推進で高まる英語需要
現状把握と学習意欲向上にTOEIC Listening & Reading Testを活用

国際都市としてさらなる発展を目指す神戸市は、増加する在留外国人の支援やインバウンド観光の誘致などに取り組んでおり、各部署で英語の必要性が高まっています。そこで、英語力向上を目的とした研修や学習支援に加え、2020年4月より新入職員を対象にTOEIC L&Rを導入。既存の英語学習支援の枠組みを活用した自主学習のきっかけになることを期待しています。

神戸市行財政局 職員研修所 吉岡 佑馬さん

導入概要

導入目的
  • ビジネススキルとしての語学力向上に対するモチベーションアップのため
  • 希望者向け研修の参加や自己啓発支援の利用など、自主学習のきっかけを与えるため
活用方法
  • 職員研修の一環として、新入職員全員を対象にTOEIC L&R IPテスト(オンライン)を実施
  • 今後新たな英語研修を企画する際や人事配置の参考に
導入成果
  • スコアにより英語スキルを数値化できるので、新入職員の英語力を把握できた
  • 現時点のスコアを知ることにより、職員の英語学習へのモチベーション向上につながった

姉妹都市交流から地域の国際交流イベントまで
国際都市としてさらなる発展をめざす

神戸市では、現在の状況に対応するだけでなく、国際都市としてさらに発展していくため、2016年3月に「神戸市国際交流推進大綱」を策定。姉妹都市との交流や大規模国際イベントの誘致、外国・外資系企業の誘致のほか、世界への神戸の文化・芸術の発信、やさしい日本語や多言語での情報提供による在留外国人の支援、地域での国際交流イベントの周知による市民同士の交流機会の増加などに取り組むとしています。

それらの政策を進めていくなかで、様々な部署や業務では英語を使用する機会が増えてきていると感じます。実際、2013年には4万2000人だった神戸市在住の外国人は、2020年3月時点では4万9000人に増加しており、区役所等の窓口職場では在留外国人からのお問い合わせに対応したり、窓口対応などで英語が必要になっています。また、国際交流、広報、観光企画などの所管部署では、海外の関係機関との交流や英文サイトの作成、インバウンド観光の誘致などで英語を使用しています。

レベル別研修と自己啓発制度で自主学習を支援

こうした状況に対応するため、現在、希望者を対象に3つのレベル別研修を年1回で実施。初級者向けには、「窓口職員の英語応対向上研修」を行い、電話や窓口での英語による簡単な応対やコミュニケーション方法を学んでもらいます。中級者向けには、「英語ビジネススキル研修」として、英文メールへの回答の書き方などの基礎的な文書事務や英語での窓口応対などをレクチャー。上級者向けには「英語による政策討議」として、市政課題を英語のみで討議することにより、英語によるビジネスコミュニケーション能力を身につけてもらっています。

また、研修とは別に職員の自己啓発の支援として、自身のレベルに応じて受講できる英会話のeラーニングや、語学に関する資格取得・講座受講に対する助成も行っています。さらに2019年度には、高度な専門知識や国際感覚、人脈などを取得する機会を提供する制度として「海外大学院等派遣研修」を新設しました。

新入職員の現状把握と学習意欲醸成にTOEIC Listening & Reading Testを活用
スコアは人事配置の参考データにも

新規採用職員研修の一環として、全新入職員にTOEIC L&Rを実施しました。

TOEIC Programは、厳しい開発基準・常に一定の評価精度・国際的な信頼性といった特長を持つ世界共通のテストなので、英語力を測定するツールとしては最適だと思います。社会的にも広く普及しているので、スコアの価値もわかりやすく、受験者はテストを通じて入庁時点での自身の英語力を把握できます。またスコアを人事配置の参考データとして活用することもできます。

今回は新型コロナウイルスの影響から「3密」を回避するため、急遽、テストの実施方法をオンラインに変更しました。新規採用職員研修としての初めてのTOEIC L&Rであると同時に、初のオンライン実施となりましたが、詳細な実施マニュアルのおかげで、大きなトラブルもなくスムーズに行うことができました

また、通常のTOEIC L&R IPテストの試験時間は約2時間ですが、オンライン実施への変更により試験時間が約1時間になったことで、受験者は時間を取りやすかったと思います。研修所側も会場の確保や設営の手間が省けたことで、負担が軽減されました。

テスト結果を踏まえた目標設定で継続的な自主学習に期待

神戸市の国際都市化の取り組みを推進していくためにも、英語力は必須だと考えています。

今回、研修の一環として全新入職員にテストを実施したことで、英語の必要性を感じてもらい、英語学習に対する意識の向上を図ることができたと思います。受験者からも「今の自分の英語力を知ることができ勉強の励みになっている」「その後毎日英語の勉強をしている」といった声がありました。現時点での自身の英語力を知ることで、勉強への動機づけや目標設定がしやすくなり、継続学習につながっていくと思われます。今後はさらに、前述の研修や自己啓発支援の制度などを併せて活用することで、自主的な英語力の向上に努めてもらいたいです。

研修所側としても、TOEIC L&Rを導入したことで職員の英語力が把握できたこと、新入職員の英語学習に対するモチベーションを向上できたことは、大きな成果でした。今回のテスト結果をもとに、今後はより有効な英語研修を企画したいと思います。

(2020年5月取材)

(テスト名称を含め掲載情報は取材当時のものです)

時間や場所を選ばない!TOEIC L&R IPテスト(オンライン)

TOEIC L&R IPテスト(オンライン)は、昨今の働き方改革による団体内での研修やテスト実施方法の多様化に加え、テレワークなどが推進される中、時間や場所を選ばずに実施できるオンライン方式でのIPテストです。

インターネット環境さえ整えば自由に受験日時・場所の設定が可能で、TOEIC Programを開発しているテスト専門機関であるETSが制作した正式なテストを約1時間で受験できます。もちろん通常のマークシート方式とオンライン方式の結果(スコア)の意味は同じです。受験料は実受験者数のみの実費負担で済み、1名からでも受けられるのはオンライン方式のメリットです。

受験者は試験終了後すぐにパソコンの画面上でスコアを確認でき、ご担当者様も実施後4日ほどで受験結果のリストをお受け取りいただけます。レベルチェック、モチベーション向上、学習の進捗測定などに幅広くご活用ください。

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