活用事例
埼玉大学

英語学習の達成感を得られる仕組みを作るため、TOEIC® Listening & Reading Testを活用

授業の成績評価は「優・良・可・不可」の4段階ですが、TOEIC L&Rはスコアで提示されるため、英語力がどの程度伸びたかのかがすぐわかります。「新しい英語スキル教育」では達成感を得られる仕組みを作りたいと考えていたので、TOEIC L&Rを利用しています。

導入概要

導入目的
  • 全学生が習熟度の伸びを確認しながら学習を進められるようにするため
  • 新入生をレベル別に分けて授業を受講させるため
活用方法
  • 新入生は、入学直後に受験。スコアによって3つのレベルに分ける
  • TOEIC L&Rのスコアにより、対面授業の中核となる「General English Skills」の習熟度別クラスを編成
  • 1年次の学年終了時(2月)及び2年次の学年終了時(2月)に受験し、学習進度を把握する
  • TOEIC L&Rスコア730で2単位、860で4単位認定する
導入メリット
  • 英語力の伸びをスコアではっきりと確認できる
  • 学生が学習意欲を向上させるための刺激になり、これまで以上に自主的に英語学習に取り組んでいる

導入の背景
貴学の英語教育とTOEIC® Listening & Reading Testと関連についてお聞かせください。

グローバル化が進展する現代社会では、職業人として国際的な環境の中で力を発揮することが求められており、英語スキルをいかに磨くかが重要な課題になっています。このため本学では、実践的なコミュニケーションができる英語能力を身につけるための抜本的な英語教育改革に取り組んできました。そして、2005年度より「新しい英語スキル教育」を開始し、過去5年のあいだ、どの学年でもスコアの着実な伸びが見られてきました。2010年の2月に実施した1年生のTOEIC L&Rでは、全体(1,585人)の平均点が411点→477点と、66点伸びました。81%の学生(1,289人)が、入学時と比較して、平均で96点スコアを上昇させています。

導入の決め手

英語の習熟度を測定する物差しとして信頼性が高く、内容も、国際的環境の中で活躍できる職業人を育成するという本学の目標に沿っているので活用しています。

活用方法
入学直後に、新入生がTOEIC® Listening & Reading Testを受験するそうですが。

はい。テストの結果で学生を、A(500点以上)、B(400~500点未満)、C(400点未満)に分けます。CALL授業では、学生は、持参したノートパソコンで自分のレベルに応じた課題を、無線LANを通して受信し、学習を進めて行きます。また、最初のレベル分けでBやCだった学生が、1年次の前期中に自主的にTOEIC L&Rを受験し、その結果Aレベルのスコアが取れれば、後期から、レベルAの学生を対象とした少人数授業を取ることができます。

導入の成果
導入してみていかがでしたか?

TOEIC L&Rが刺激になっているのだと思いますが、学生がこれほどまでに意欲的に学習に取り組むとは、想定していませんでした。英語スキルが上がれば、それまで見えなかった未来が開け、選択の幅も広がります。学生はそうした現状を心得ているからこそ、自主的に英語学習に取り組んでいるのだと思います。

(テスト名称を含め掲載情報は取材当時のものです)

「テストの種類」「実施方法」「実施時の注意事項」など、ご不明な点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

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