活用事例

北嶺中・高等学校

グローバル教育の一環としてTOEIC Testsを導入。将来につながる経験に

北嶺中・高等学校 北嶺中・高等学校

TOEIC Listening & Reading TestとTOEIC Speaking & Writing Testsは、学生が卒業後に求められる英語を体験できる意義深いテストです。

北嶺中・高等学校
進路指導 部長 郷頭竜也先生
英語科主任 石川さおり先生

導入概要

導入目的
  • グローバル教育の取り組みの一つとして
  • 本校が目指すこれからの英語教育や大学入試改革の一環として
活用方法
  • 高校1年生・2年生全員に対して、TOEIC L&RとTOEIC S&Wをそれぞれ年1回実施。TOEIC L&Rは授業時間のなかで、TOEIC S&Wは冬期講習後の時間を活用
  • 成績評価にはあえて加えず、社会において認知されている客観的指標として利用
導入メリット
  • 英語4技能を客観的にスコアで評価できるだけでなく、生涯に渡る英語力の指針とすることができる
  • オールイングリッシュのテスト形式に触れることで、英語学習への意識が変化
  • 大学や企業におけるスコアの採用実績を示すことで、自主的な学習への取り組みを促進

導入の背景

以前は、他の外部テストを全学年で導入していました。しかし、入試改革に向けて4技能テストを導入しようと、TOEIC Testsを含め様々な外部テストについて検討することになりました。その議論のなかで、学校長から「英語4技能に対応し、かつ、卒業後も通用するテストを取り入れるべき」という意見が出ました。これを受け、本学の卒業生に大学でのテスト受験状況をヒアリングしたところ、候補に挙がったのがTOEIC Testsでした。大学のプレイスメントや就職活動でスコアを活用したという卒業生も多かったため、導入を決めました。今では卒業生から、「高校時代は気づかなかったが、大学に入ってから受ける機会の多いTOEIC Testsを、高校のうちに経験していて良かった」という声を多く聞きます。

導入にあたっては、高校1年生でも対応できるレベルである一方、成績上位の生徒でも最高点の990点を取得するのは難しいなど、高校の全学年で実施するのに適した難易度であった点も評価しました。また、TOEIC L&RとTOEIC S&Wは2つ合わせても、他の外部テストと比べて価格が手頃であること、TOEIC S&Wが「話す」「書く」英語力を測定するテストにしては珍しく、本校のスケジュールに合わせて、IIBCから送られてくるPCを活用して校内で実施できることなども、導入の決め手となりました。

活用方法

TOEIC L&Rは授業時間のなかで、TOEIC S&Wは冬期講習後等の時間を活用して実施しています。TOEIC S&Wについては、IIBCから送られてくる60台のPCを他の学年が入れないように封鎖した教室に設置し、2学年2回ずつ、計4回に分けて実施しています。

成績評価については、本校で実施する定期試験のみが評価対象であり、TOEIC Testsのスコアは対象に加えていません。また、TOEIC Testsに特化した事前準備も特に行ってはいません。一方で、個々の設問は入試対策としても、実際に英語を使う場面の一例としても、学ぶ点が多くあると考えており、問題集などから、類似した形式の問題を授業のなかで活用することはあります。

本校では様々な観点からグローバル教育に取り組んでいます。例えば、中学3年生の修学旅行では、京都大学の留学生と共に京都や奈良の名所を巡って、留学生に日本の文化を英語で紹介したり、高校1年生になると「グローバルリーダー養成プログラム」としてハーバード大学などを訪れたりしています。また、寮内では北海道大学の留学生を講師として寮に招き寮生向けの英会話コースを開催するなどの取り組みもしています。TOEIC Testsはそうした将来につながる取り組みの1つとして利用しています。

スコアが出た際には、社会人になって海外勤務に就くにはこの位のスコアが必要だとか、某企業では全員が何点のスコアを取得しているなどの事例を合わせて紹介しています。スコア返却時に大学や企業での活用事例を伝えることで、生徒に将来的に受験するイメージや目標意識を持たせることができるのは、世界で利用されているTOEIC Programを導入することのメリットと言えるでしょう。

最近では、TOEIC L&RだけでなくTOEIC S&WのスコアをAO入試に活用する生徒も増えています。スコアで評価されるテストなので、実際に、スピーキングが得意な学生が、SpeakingスコアをAOで活用して良い評価を受けたという事もありました。社会に通用する客観的評価を、自分の強みとしてしっかりアピールできているようです。

TOEIC Testsは何点だとどのくらいの英語力ということの認知が一般に広まっていると感じています。保護者の中でも認知されているので、お子さんの英語力を把握していただくのにも役立っているのではないでしょうか。また、TOEIC Testsを導入しているということが、本校を志す小学生とその保護者に対するアピールや、優秀な学生を集めるための要素の1つになっているという側面もあります。

導入の成果

導入前は、「TOEIC=ビジネス」というイメージが強くありました。しかし、実際に実施してみて、生徒の英語力のレベルとTOEIC Testsのレベルが大きく乖離しているという印象は受けていません。ビジネスマンでないと分からないような専門用語もなく、学生も違和感なく対応できていると思います。実際に、試験を受けた学生からも「ビジネス英語だったから分からなかった」という意見は聞いたことがありません。

TOEIC Testsはオールイングリッシュのテストであり、インプットだけでなくアウトプットもできるようになるという授業の方向性とマッチしていますし、受験することで生徒の英語学習への意識も変わります。特に、TOEIC S&Wでは生徒たちがいい意味での“もどかしさ”を経験しています。「言いたいけれど言葉として出てこない」「内容は理解したが表現できない」という感覚です。授業のなかでもインプットだけでなく、アウトプットできるようになりたいという学習の目的意識が醸成され、授業に良い影響を与えていると感じています。また、TOEIC S&Wの写真描写については、大学入試でも出題されることがあり、TOEIC S&Wの受験に向けた準備が、「英語コミュニケーションの向上」や「入試対策」にも役立っている手応えを感じています。まさに、一石三鳥ですね。

(テスト名称を含め掲載情報は取材当時のものです)

「テストの種類」「実施方法」「実施時の注意事項」など、ご不明な点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

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