クイズ王の「英語好き」はどこから?QuizKnockメンバーが語る「英語のここがおもしろい!」
クイズ王・伊沢拓司率いる東大発の知識集団QuizKnock。「楽しいから始まる学び」をコンセプトにコンテンツを発信し、 QuizKnockのYouTubeチャンネルでは「英語なぞなぞ」や「意味不明スペル知識No.1決定戦」などの英語にまつわる企画にもメンバーが挑戦してきました。
クイズ王として活躍し、ともにセンター試験(現・共通テスト)の英語が満点だったという伊沢拓司、鶴崎修功に加え、英語が堪能で「英語圏の裁判所で証言できるレベル」という現役東大生のとむが、それぞれの英語遍歴について語ります。

そして、10月13日に行われる「#TOEIC Bridge公式みんなで模擬受験(みん模試)」に3人が先行チャレンジ! その感想も聞いてみました。


東京大学経済学部卒業。2016年に「楽しいから始まる学び」をコンセプトに立ち上げたWebメディア QuizKnockで編集長を務め、現在は主にYouTube動画に出演。海外スポーツ観戦が趣味で、普段から国外メディアのニュースに目を通している。

東京大学大学院数理科学研究科博士課程修了。QuizKnockには2016年の創設当初から在籍し、現在はYouTube動画に出演するほか、ゲームアプリの開発にも携わっている。大学院では英語で論文を書いており、変わった英単語を覚えるのも趣味。

東京大学に推薦入試で合格し、教育学部総合教育科学科在学中。2021年より動画編集者としてQuizKnockに参加し、2022年3月からはYouTube動画にも出演。学術・ビジネスレベルの英語を話すことができ、高校時代にドイツへの留学経験がある。
3人の「英語を学ぼう」のきっかけは?
ーー今回、英語が好きな3人に集まってもらいましたが、それぞれ受験だけではなく英語を「自分のもの」にしようと思ったきっかけはなんですか?
伊沢受験でももちろん英語は勉強したけど、個人的に「英語学習を頑張った」って思えたのは大学に入ってからですね。僕が大学で学んでいた経済学って、研究するとなると英語がメインなんです。日本よりも海外の方が研究が進んでる分野も多くて、新しい専門書を読みたくてもまだ日本語に訳されていないこともあるんですよね。英語が共通言語だから、2〜3時間あるゼミの発表も英語だけで行われてたかな。

とむおお〜、研究でも結構がっつりやっていたんですね。
伊沢いやあ、これは超つらかった。英語はもともと好きではあったけど、目的は「経済学を学ぶこと」だから、「英語を理解する」というステップで止まっていられないんだよね。その先もあるから大変だったっていうのもあるかな。
鶴崎僕は数学の研究でよく英語の論文を読んでいたけど、数学で使う英語表現って限られているから、専門用語さえ理解できれば「読むのが大変だ〜」っていうことはあまりなかったかな。でも、論文を英語で書くのが大変だったんですよ。やっぱり読むのと書くのは違いますからね。「文頭を小文字にしちゃう」みたいな初歩的なミスを何度もして担当教員に毎回指摘されていました(笑)。

ーー鶴崎さんにもそんな一面があったんですね。ちなみに鶴崎さんが英語を楽しむようになったきっかけは?
鶴崎大学生のときに、先輩の影響で「ボキャブラリー・ビルディング(ボキャビル)」にハマったんですよね。ボキャビルっていうのは英語の語彙を増やすトレーニングのことなんですけど、とにかくたくさんの単語を覚えてテストで腕試しするんです。

伊沢鶴崎がハマってたの覚えてるわ。一時期すごいやってたよね。
鶴崎そうそう。始めた理由は英語の資格試験を受けたかったのが半分、でももう半分は単におもしろさ。珍しい単語を見つけたり、それを覚えたりするのが楽しくて……もう趣味なんだよね。今回のIIBCさんとのコラボ動画で「prosthodontist」(補綴歯科医・ほてつしかい:失われてしまった歯を、人工物で補って治療する専門医)っていう珍しい単語を紹介したんだけど、「なんだこれは〜!」という単語を見つけるのが楽しい。
伊沢日本語でも難しい単語を覚えたがる人いるもんね、わかる。
ーーとむさんは英語がすごく堪能ですが、きっかけは何だったのでしょう?
とむ僕は小さなころから「外国の言葉ってなんかおもしろそうだな」という印象は持ってたんですが、12歳くらいまでは使ったり喋ったりっていうのは全然できなかったんです。ただあるとき、海外ドラマの吹き替え版を見ていたら、声と口の動きが合わないのがなんかおかしいなと思って、字幕で見るようになったんです。

鶴崎へぇ〜おもしろいね。
とむ最初は全然聞き取れないですし、どこからどこまでがひとつの単語かもわからない。だけど、字幕で意味を理解していくと、だんだん文の構造や単語の意味がつかめるようになったんです。初めて、セリフが理解できたときの感動がすごくて。
ーーわからないときに投げ出してしまうことはなかったのでしょうか?
とむ海外ドラマを楽しみながらだったんで、自分でも「勉強してる」っていう感覚じゃなかったんですよね。自分が楽しいことをやっているうちに、英語に興味が湧いて、いまは言語全体が好きになってます。ちなみに、最近だと2日前から中国語にハマってます(笑)。
クイズで紹介「英語のここがおもしろい!」
ーー英語に親しんできた3人に、それぞれ英語クイズを作ってきてもらいました。では、とむさんからどうぞ。伊沢さんと鶴崎さん、そして読者のみなさんも一緒に考えてみてください。
とむさんからのクイズ
とむではいきますよ、問題です! 名詞「interest」には、「興味、趣味」の他にどんな意味があるでしょう?

答えは下にスクロール
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鶴崎これ知ってる! 「利子」でしょ!
とむ正解です! 早い!
伊沢唯一知ってるのを言われた〜! 他にもいろんな意味があるよね?

とむそうなんです! 「利子」の他にも「利益」や「所有権」のような意味もあるんですよ。
鶴崎結構、お金にまつわる意味が多いんだよね。
とむ昔から「興味」だけじゃなく、お金や権利にまつわる言葉として使われていたみたいなんですよ。「interest」って英語を学び始めるときに割とすぐに出会う言葉だけど、ちょっと意外な意味もあるっていうところが好きなんですよね。
鶴崎さんからのクイズ
鶴崎じゃあ次は僕が出しますか。問題です。ギリシャ語で「小さな星」という言葉が語源とされる、パソコンでよく使う記号は何でしょう?

答えは下にスクロール
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とむえっと、「アスタリスク(*)」!
伊沢また先を越された!
鶴崎そうです、正解でーす!

鶴崎「asterisk(アスタリスク)」の「aster」がギリシャ語で「星」を意味するんです。この「aster」は、災害や天災を意味する「disaster」にも使われているんですよね。ここでの「星」は占星術的な意味のようで、「disaster」は「よくない運命」みたいなものを表現していたんですね。
伊沢その「disaster」の話は聞いたことある。語源って明らかになっていないものもあるけど、調べたり考えたりするだけで理解が深まるよね。
とむわかります。ただ暗記するより、いろんな情報と関連付けたほうが記憶に定着しますしね。
伊沢からのクイズ
伊沢では問題。オフィスでの使い道がありそうな英語表現 “Where’s the fire?”。どんな意味?

鶴崎えっ、これ知らないなぁ。直訳すると「火はどこ?」になるけど……。
とむ火もいろんな意味があるからなぁ〜。何かを火にたとえてるのかな……。
伊沢じゃあヒント! この「火」は火事のことです。
とむ火事!?
伊沢火事が起こったときのことを想像して!
とむ大変だよね、あたふたして……。
鶴崎走り回ってそう!
伊沢そんな人を見たらなんて言う?
鶴崎あっ! 「そんなに急いでどうしたの?」
伊沢正解!

伊沢急いでいる人の様子を、火事が起こった状況にたとえて、「(そんなに急いでいるのは)どこで火事が起こってるんだい?」と聞いてるんだね。
とむなるほど〜! カジュアルな場面で使いそうなフレーズですね。
伊沢こういう英語のニュアンスってすごくユニークだなって思うんだよね。
鶴崎勉強になった〜!
とむよく知ってる単語でもいろんな使われ方があるんですね。
英語を学んで「よかったこと」
ーーここからは3人が「英語を学んでいてよかった」と思った体験などあれば教えてもらいたいです。
伊沢僕は海外スポーツが好きなので、めちゃくちゃ海外のニュースサイトを読んでます。最新情報を得たいと思うと英語のニュースのほうが早いので、英語が読めると便利ですね。翻訳ツールを使うこともできるけど、自分で読めたほうがよりニュアンスを正しく理解できるのが良いと感じます。

鶴崎英語の記事は僕もよく読みますね。この会社でエンジニアとしても働いているんですが、プログラミングとかのテクノロジー系の記事はどうしても英語が多いので、読めないと困るんですよね。そういう意味では英語を学んでいたことで助かってるかな。

とむわかります。僕は作曲が趣味なんですけど、世界的に使われてる作曲ソフトがあって、ノウハウはすべて英語で共有されてるんですよね。だから英語ができれば、効果的にレベルアップできるんですよ。
ーー3人とも情報収集のツールとして、英語を活用しているのがわかります。
伊沢あと最近ありがたみを感じているのが、「AI」を使うときですね。ChatGPTのような、テキストで指示を出して文章や画像を作る「生成系AI」を使う機会って増えてるじゃないですか。日本語で指示を出せるものもありますが、やっぱり海外のサービスだと英語を使ったほうがうまくいくんです。
鶴崎確かに。日本語でも入力できるけど、「思ってたのと違うな」みたいなこともあるし。

伊沢先日、学生向けに「Stable Diffusion」(画像生成AI)の講義をしたんですよ。Stable Diffusionは英語で指示を入力するんですけど、細かなニュアンスを英語で伝えることに結構皆さん苦労していて。英語が得意な学生がうまく使いこなしていたのを見て、これからのAI社会を生きていくうえでも、英語は大切なんだなって感じます。
「みん模試」解いてみてどうだった?
ーーさて、英語にまつわる話をしてもらいましたが、「TOEIC Program」のなかでも初級者・中級者向けのTOEIC Bridge L&Rの一部を体験できる 「#TOEIC Bridge公式みんなで模擬受験」が10月13日にTOEIC公式YouTubeチャンネルでプレミア公開されます 。3人には事前に解いてもらいましたが、どうでしたか?

鶴崎僕ね〜、結構間違えちゃったよ〜!
伊沢わかる。「これ、どっちだったっけ?」みたいなの、あったよね。
鶴崎そうそう。でも、「わからない単語」は少なくて、問題は理解できるんだけど……みたいなのがあるんだよね。

伊沢そういう意味では「全然わかんない」っていうストレスを感じずに解ける問題だったよね。海外旅行で見たことあるような掲示物をテーマにした問題もあって、実際に役立ちそうだなって思ったよ。
とむ学校で解く英語のテストとはまたちょっと違った形式の問題があるのも新鮮だったな。今回の「みん模試」はオンラインで受けられるのもいいですよね。
伊沢確かに。あと、リスニングとリーディングを合わせて実質20分くらいで終わったよね?
鶴崎あっという間だったよ。本番と比べても短いよね(※)。 ※TOEIC Bridge L&R公開テストの試験時間は1時間。

伊沢そうそう、今回の「みん模試」は気軽にできるし、気負わず「バッティングセンターに打ちにいくか〜」くらいの気持ちで受けて腕試しするのにちょうどいいんじゃないかな。
「みん模試」エントリー受付中
ーーでは最後に、読者に向けて英語学習のモチベーションを保つヒントを一言ずつください。
鶴崎友達と一緒にやるのが大事! ひとりで勉強しようと思うとモチベーションが保てなくなることもあるから、誰かと一緒にやってみよう! 「やらなきゃ」っていう強制力も生まれるし、励まし合えるのでおすすめです!
とむ「英語を好きになろう」と思うと難しいから、好きなもののなかに英語との接点を作ろう! 海外のアイドルや映画のように、好きなものと一緒に触れると学びが楽しくなりますよ!
伊沢とむに似ているんだけど、英語を目的じゃなく、手段にしよう! 僕だったら、海外サッカーのニュースが知りたい「から」英語を覚える、とかね。他のことに興味を持って、たまたま手段が英語だった……という状態になると、きっと英語が身につきやすくなると思います。スポーツはおすすめ!


QuizKnockメンバー(伊沢さん、鶴崎さん、とむさん)も挑戦した「#TOEIC Bridge公式みんなで模擬受験(みん模試)」は10月13日(金)19時より、TOEIC公式YouTubeチャンネルでプレミア公開予定!
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- 当選者の発表は、賞品の発送をもって代えさせていただきます。
当選結果のご質問にはお答えできませんので、ご了承ください。 - 賞品の発送は、11月19日(日)試験日:11月上旬頃、2月25日(日)試験日:2024年2月上旬頃の予定です。
- 当選の権利は、応募者ご本人のみ有効です。譲渡や他の賞品との交換はできません。

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- ・賞品の発送は、11月19日(日)試験日:12月下旬頃、2月25日(日)試験日:2024年3月下旬頃の予定です。
*本企画は(一財)国際ビジネスコミュニケーション協会による提供です。本企画についてのお問い合わせはAmazonでは受け付けておりません。

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