中学・高校の授業、TOEIC® Testsの学習、大学受験の勉強が実を結び、19歳で受賞。「未来の選択肢が広がりました」

山本英さんの写真

山本英さん/東京海洋大学海洋資源環境学部 海洋資源エネルギー学科2年生
2021年IIBC AWARD OF EXCELLENCE受賞者

昨年12月にTOEIC® Speaking & Writing Testsを初めて受験して、見事IIBC AWARD OF EXCELLENCEを受賞されましたが、今の率直なお気持ちは?

嬉しいです。昨年2月にTOEIC Listening & Reading(以下、TOEIC L&R)公開テストを受けた後にIIBCからのメールでIIBC AWARD OF EXCELLENCEの存在を知り、新たな目標としてきました。

現在、大学2年生とのことですが、どのようなことを学んでいるのですか?

海洋資源エネルギー学科に所属しています。2年生になったばかりなので教養科目が中心ですが、3年生からは海洋環境の保全と資源・エネルギーの持続的利用について学ぶ予定です。将来は海に携わる仕事をして、持続可能な社会に貢献していきたいと考えています。高校生の頃、英語と国語の授業でSDGsについて学ぶ機会があり、興味を持ちました。SDGsといってもいろいろなものがありますが、特にエネルギー問題や資源問題に強く興味をひかれたので、海洋自然エネルギーや海底資源について学べる東京海洋大学に入学しました。

大学の授業で英語を使うことはありますか?

英語での授業もあります。4年生に進級するときの条件のひとつが「TOEIC L&R 600点以上」なので、大学では英語を重視していると思います。もし大学院に進学したら、授業はすべて英語で実施されます。

そもそも山本さんはなぜ熱心に英語学習を始めたのでしょうか?

実は中学1年生の前期の英語のテストが、ひどい点数だったんです。半分の点数くらいしか取れなくて。模範解答を見てみたら「私の名前は〇〇です」みたいな簡単な日本語が並んでいて、自分はこの程度のこともわからないのかと自信をなくしたのと同時に、自分自身に腹が立ってきて、真面目に英語学習を始めました。兄も英語を熱心に学習していたのもあり、大きな影響を受けました。

悔しさをバネに努力されたのですね。

はい。その後、外国語に力を入れている高校に進学をして、英語部に所属しました。英語での授業もありましたし、英語でプレゼンテーションをする機会もあったので、学校の授業と、TOEIC L&Rをはじめとした英語の資格検定や大学受験のための勉強で、文法や語彙の力をつけることができたと思います。

英会話学校に通ったり、海外留学をしたり、といった経験はないのですね。お金をかけなくても、中学・高校の英語の授業をきちんと受けて、自分で勉強をすれば、これほどまでになれるというのは英語学習者の励みになると思います。

お金を使ったのは、英語関連の検定受験料くらいです(笑)。英語のテキストは兄のおさがりを使っていました。兄の単語帳はボロボロになっていたので、さすがにそれは自分で買いましたが。

山本さん自作の単語帳の写真

自作の単語帳を使って隙間時間に学習をしています

TOEIC L&Rはいつから受験されましたか?

高校1年生の春に英語部の顧問の先生に勧められてTOEIC L&R IPテストを受けたのが最初で、このときは540点でした。翌年度の冬には745点。当時は、大学受験のための勉強と並行して、自主的に英語学習にも力をいれていました。文法や語彙はテキストで学び、聞いたり話したりというのは高校の授業や部活で学べたので、恵まれた環境でした。大学受験が終わったあと、それまでの自分の英語力がどのくらい伸びたかを測るために高校3年生の冬にTOEIC L&Rを受験し、880点でした。

英語を学習したことでよかったことは何ですか?

高校受験や大学受験をするときに、英語は常に高い点数を維持できるようになっていたので、その分、他の科目の勉強に集中できたことです。大学でも専門的な内容を学ぶためには英語が必須なので、英語力が学びの障壁とならないように、これからも学習を継続していきたいです。また、社会に出ても英語は必要になると思います。将来の夢のひとつに外航船の航海士があるのですが、もしなったとしたら、外国人の船員の方々とコミュニケーションをとることも多いと思います。英語力に自信がないからと職業選択の幅を狭めてしまうことのないようにしたいですね。

TOEIC® Testsを受けようと考えている高校生や大学生の方々に向けて、アドバイスをお願いします。

中学と高校で学ぶ文法はきちんと身につけておき、そのうえで語彙を増やす勉強をするとよいと思います。また、発音記号を理解できるようにしておくことも大事です。中学校・高校では、特に図書室や授業中では音声を出す機器は使いにくいので、この単語の発音がわからないというときにすぐに発音を確認できませんよね。そういうときに発音記号が読めれば、学習がスムーズに進みます。また、単語帳で単語を覚えるときもいちいち音声を再生しなくとも発音記号で発音を理解すれば、リーディングやライティングで使う語彙を増やしながらリスニングで聞き取れる語彙やスピーキングで使う語彙も増やせるので、発音記号が読めれば英単語の習得をより効率化することができます。TOEIC Testsについては、問題集を解いてわからなかったことを復習する、その繰り返しです。勉強をすればするほどTOEIC Testsのスコアが少しずつでも上がるので、やりがいはあると思います。TOEIC Testsは、目標設定に最適だと思います。今回のTOEIC L&Rは600点を目指し、次は650点・・・など。少しずつ小さな目標をクリアしていくことは、学習の到達度を測ることにもなります。小さな目標を決めて継続的に受験することをおすすめします。

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