【ダイジェスト】2020年TOEIC® Program世界の受験者スコアとアンケート結果

【ダイジェスト】2020年TOEIC® Listening & Reading Test
世界の受験者スコアとアンケート結果

TOEIC Programの開発機関であるETSでは、例年世界中のTOEIC Listening & Reading Test全受験者のスコアとアンケート結果を集計し統計データとして発表しています。今年も昨年2020年の統計データが発表されましたので、主要なトピックをピックアップしてご紹介します。

受験者の皆様の中にはご記憶に残っている方も多いのではないかと思いますが、この統計データの基となるアンケートはTOEIC Listening & Reading Testの試験開始前にご回答いただいているものです。そう考えるとアンケート結果への関心も高まりませんか?

国・地域ごとの平均スコアをはじめ世界の受験者の属性や英語学習・受験の背景など、世界各地で受験されているTOEIC Programならではのデータがまとめられています。本編の『2020 Report on Test Takers Worldwide ― TOEIC Listening & Reading Test別ウィンドウで開く/Open the link in a new window』(PDF)もぜひご覧ください。

2020年TOEIC Listening & Reading Test世界の受験者のスコアとアンケート結果の全データはこちらよりご覧いただけます。

世界各国・地域のTOEIC® Listening & Reading Test平均スコア

TOEIC Listening and Reading2020年平均スコアの表

このレポートでは例年、世界の各国・地域ごとのTOEIC Listening & Reading Test平均スコアを発表しています。ここではトータルの平均スコアが700点を超えている国・地域をピックアップしました。ヨーロッパから東南アジア、アフリカ、中米、南米と世界の様々なエリアの国々の名前を見ることができます。

そして気になる日本の平均スコアですが、他の国・地域のスコアと併せて当レポート『2020 Report on Test Takers Worldwide ― TOEIC Listening & Reading Test別ウィンドウで開く/Open the link in a new window』の5ページにてご覧いただけます。

  • 年間の総受験者数が500名以上の国のみを掲載

学生受験者が約半数

就業状況のグラフ

受験者の就業状況については、過半数の52.5%が「全日制学生」という結果でした。年齢においても25歳以下の割合が63.8%となっていますので、これから社会で活躍する学生、若年層に多く活用されていることがわかります。

特に全日制学生の多い国として、フィリピン(83%)、カメルーン(80%)、インド(76%)が挙がっています。逆にフルタイム勤務者の多い国は中国(66%)、メキシコ(52%)、ブラジル(51%)、モンゴル(51%)でした。

科学/技術職に従事する受験者が最多層

受験者が従事する職種の中で最も多いのは「科学/技術職」(26%)。次いで「事務職」(15.7%)、「マーケティング/販売職」(12.3%)と続きます。日本は世界の中でも「科学/技術職」に就いている受験者が多く、40%の方がこの職種と回答しています。日本のほかに「科学/技術職」に就く受験者が多い国はセネガル(37%)でした。

一方で現在専攻している、もしくは過去に学生だった際に専攻していた科目についての設問に対して、最多の回答は「工学」(25.4%)でした。特に「工学」専攻の受験者が多い国として、カメルーン(58%)、チュニジア(47%)、モロッコ(46%)とアフリカ大陸の国々が挙がっています。

職種のグラフ

専攻科目のグラフ

会話に必要な「聞く・話す」力もしくは4技能すべてを重要視!

英語を学習する上で最も重要視する技能について問う設問では、トップの回答が「リスニング & スピーキング」(25.1%)、次いで「リスニング、リーディング、スピーキング、ライティング」(23.2%)の4技能すべてという回答でした。

一方で最も使用する英語の技能については、トップが「リーディング」(31.7%)、次いでほぼ同率で「リスニング」(17.8%)、「リスニング & スピーキング」(17.3%)という結果でした。日本は「リーディング」の回答が最も多い国のひとつで(37%)、ほかにチリ(42%)、台湾(42%)、ブラジル(39%)、 中国(37%)も同様の傾向でした。

英語学習において最も重要視する言語技能のグラフ

最も使用する言語技能のグラフ

受験者の約8割が日常生活での英語使用率20%以下

日常生活での英語使用率のグラフ

日常生活で英語を使用する割合については「1~10%」が最も多く(42.2%)、「なし」(17.2%)、「11~20%」(22.1%)と合わせると、8割以上の受験者が20%以下であることがわかります。

日本は「1~10%」という回答が46%と最も多く、中国(43%)、韓国(42%)、台湾(42%)、香港(41%)といった日本と隣接する東アジアの国・地域も同様の傾向にあります。

約2/3の受験者が英語圏での滞在経験なし

英語圏滞在経験のグラフ

英語圏の国・地域での滞在経験については、およそ2/3にあたる67.2%の受験者が「全くない」と回答しています。一方で6か月以上の滞在経験があるという回答は11.5%でした。国・地域によって違いはあるものの、多くの方が非英語圏という環境で英語力の向上に取り組んでいることがわかります。

受験経験3回以上が約37%、受験目的は就活がトップ

約70%の受験者が過去に受験経験があると回答しており、3回以上の受験経験があるという回答は37.1%でした。

また受験の目的については、「就職活動のため」(29.3%)がトップですが、「英語学習のため」(26.1%)、「卒業に必要なため」(23.7%)という回答も多く、この3つが主要な目的となっています。

日本では「英語学習のため」が38%と最も多いのが特徴的です。また「就職活動のため」が最も多い国はタイ(51%)、 韓国 (47%)、 コスタリカ(44%)、モンゴル (43%)でした。

TOEIC Listening and Reading Testの受験経験

受験目的のグラフ

当レポートの本編では、これ以外にも様々なアンケート結果を掲載。また各アンケートの回答ごとに平均スコアをご覧いただけます。
この機会にぜひご覧ください。

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