Voice from Europe 食肉の環境への影響

食肉産業は現在、大気中に排出される温室効果ガスの主要な原因となっており、信じ難いことに世界全体の排出量の14%をも占めています。
これは、実は鉄道、自動車、飛行機、トラックなどの輸送セクター全体の排出量を上回っているのです。

現在地球上に生息する700億頭の家畜を養うために、ここ数十年の間にあらゆる地域で何十万ヘクタールもの森林が破壊されています。

IPCC (国連気候変動に関する政府間パネル:Intergovernmental Panel on Climate Change)によると、2050年までに我々が食生活を野菜や豆類を中心とした食生活に変えることで、数百万平方キロメートルの土地が解放され、世界のCO2排出量は最大で年間80億トン(現在の排出量の約21%)削減できるとのこと。つまり、赤身の肉の消費をやめるだけで、二酸化炭素の排出量は大きく変わるのです。

いわゆる「クリーンミート」関連のスタートアップ企業が世界中で誕生しています。しかし私たちの未来の食肉の選択肢は、大豆に代表される植物由来の代替品だけではないかもしれません。

2013年、マーストリヒト大学のマーク・ポスト博士は、実験室で培養したビーフ、いわゆる培養肉でハンバーガーの血や匂いまで再現したことで、世界中で話題となりました。

これらの技術は従来の畜産による環境破壊の現状を打破することを目標としており、公衆衛生や環境保全に大きな影響を与えうるものです。「地球の保護」という意味では、気候変動の原因となる温室効果ガスを削減するための今後の重要ファクターともなりえます。

ボストン コンサルティング グループ (BCG)とホライゾン コーポレーション(BHC)が発表した新しいレポートによると、事実上、2025年までには食肉の消費は減少に転じ、植物性タンパク質や肉の代替品の消費が着実に増加。

2035年までには植物ベースの代替品が世界のタンパク質市場の11%を占めるようになり、売上は少なくとも2900億ドルに達すると予測しています。

"vegetarian butcher"の原点と食の革命

"vegetarian butcher "は、オランダの農業経営者であるJaap Korteweg氏によって設立されました。彼は1998年にオランダでインフルエンザが流行した後、ベジタリアンに転向していました。

Jaap氏は、肉の独特の風味を再発見することに尽力し、シェフや科学者、植物性タンパク質の生産者と密接に協力し、最終的には肉の味と食感を模倣したさまざまな植物性タンパク質を開発しました。

2018年、The Vegetarian Butcherブランドは、世界最大の「肉屋」になることを目指し、ユニリーバに買収されました。現在、その製品は45カ国以上で提供されています。

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