アルムナイ特別賞審査員 フィールドさん・宮下さん

―エッセイコンテストで受賞した当時の思い出を教えてください。

フィールドさん:私は高校在学中の3年間、毎年エッセイコンテストに参加していました。3年生になってやっと特別賞をいただけたので、大きな達成感を得られたことを覚えています。それまではライティングに苦手意識がありましたが、“賞を取れるくらいにまで成長できたんだ”という実感を持てたことで、自信に繋がりました。またエッセイを書くにあたり、それまでの経験を振り返る中で、自分自身のアイデンティティについて整理することができたと思います。自分がどういう人間なのか、将来どんな道に進みたいのかということを深く考えるきっかけになりました。

宮下さん:私は高校2年生から3年生にかけて留学していたカナダでの経験についてエッセイを書いたのですが、賞を受賞したことで、自分の経験にも他人の心を動かす力があるのだということに気づくことができました。

―今回、アルムナイ特別賞審査員に応募した理由を教えてください。

宮下さん:2つあります。1つ目は、今までずっと英語学習に励んできたので、自分の英語力を使って社会貢献をしてみたいと思ったから。2つ目は、私自身がコンテストを通じて希望を与えていただいたので、今度は自分が高校生に夢を与える側になりたいと思ったからです。

フィールドさん:私も同様で、誰かを勇気づけるような活動に携わりたいという気持ちが大きかったです。作品を選ぶことによって、受賞者の自信に繋がるのだとしたら、それはとても光栄なことだと思いました。また純粋に、他のアルムナイとのネットワーキングやコミュニティにも興味がありました。

―実際に審査員を務めてみて、いかがでしたか?

フィールドさん:すごく楽しかったです。作品を選ぶ理由や観点は審査員によってそれぞれ異なりますので、活発な議論を交わすことができました。

宮下さん:3時間くらい夢中になって議論していましたね。審査員それぞれが違うバックグラウンドを持っているので、様々な視点から考察を重ねることができました。年齢や学校はバラバラでしたが、お互いの意見を尊重し合いながら審査することができたと思います。

―アルムナイ特別賞審査員の方には評価基準を作ることからお任せしましたが、その点はいかがでしたか?

フィールドさん:最初は型通りに書けているかなど、エッセイとして“正しいもの”を選ぼうという気持ちがありましたが、途中からその基準は必ずしも正解ではないということに気づきました。正しい作品を選ぶことよりも、私たちならではの視点で、私たちがいいと思う作品を選ぶことが、アルムナイ特別賞には求められているのではないかと思ったんです。最終的には、“より議論を深めたくなる内容かどうか”という基準で選考しましたが、選んだ作品が他の受賞作と被らなかったという結果を見て、任された役目をきちんと果たすことができたなと思いました。

―最後に、お二人の今後の夢や目標を教えてください。

宮下さん:まだはっきりとは決めていませんが、グローバルに活躍できる人間になりたいと思っています。そのため、語学の習得はもちろん、異文化についての学びをより一層深めていきたいです。今回の審査も、まだまだ知らない文化を知る良い機会となりました。今後もこの経験を活かしていきたいと思います。

フィールドさん:私も海外で働きたいと考えています。子供が好きなので、途上国の子供達が未来に希望を持ってくれるような教育のサポートができたら嬉しいですね。

前列:第12回IIBCエッセイコンテストの受賞者 後列:アルムナイ審査員(右から3番目:フィールドさん、右から2番目:宮下さん)

前列:第12回IIBCエッセイコンテストの受賞者
後列:アルムナイ特別賞審査員(右から3番目:フィールドさん、右から2番目:宮下さん)

(本記事の取材は2021年2月に行いました。)

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