新テーマに込めた思い

審査員長の一般財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC) 理事長 大橋より、新しいテーマ「身近な異文化体験~コミュニケーションを通じた響きあい~」に込めた思いをご説明いたします。

審査員長(IIBC理事長)大橋 圭造

審査員長(IIBC理事長)
大橋 圭造

2009年度から始まった本コンテストは、今年度で14回目を迎えます。今回よりテーマを新たにし、「身近な異文化体験~コミュニケーションを通じた響きあい~」としました。テーマの中に「響きあい」という言葉を盛り込んだのには、ある思いがあります。

よく「日本人」とひとくくりにされることがありますが、ひとり一人を見ると、育ってきた環境も違えば、1つの事象に対する感じ方や価値観も異なります。同じ国・地域で暮らしている人たちでさえそうなのですから、文化や習慣、そして言語が異なる海外の方と接するときには、その違いはもっと大きくなります。

そうした場面で必要になるのは、相手のバックグラウンドを理解するように努めながら、こちらのバックグラウンドについても、しっかりと相手に伝える努力をすることです。さらに、一歩踏み込んで、相手の生き方や考え方を深く理解すれば、それに触発され、自分自身の生き方や考え方も、大きく変わることがあります。そのとき、おそらく相手もこちらに触発されて、何らかの変化を遂げているはずです。これが、相互触発による「響きあい」です。

グローバルな場面で、さまざまな価値観を持つ人たちとコミュニケーションを取りながら、より良く、より深い関係を築いていくためには、この「響きあい」の瞬間をどれだけ作れるかが大切になると私は考えています。

高校生の皆さんも、自分とは価値観が異なる人と共に行動し言葉を交わす中で、お互いに触発される「響きあい」を経験したことがあるのではないでしょうか。皆さんにはそうした経験を、分かりやすく、かつ論理的な英文で表現していただきたいと考えています。また、テーマの中に「異文化体験」という言葉が含まれていますが、ここでいう異文化とは、自分と異なる価値観を持つ相手のことをいいます。その相手は日本人でも、同級生でも、もちろん海外の方でも構いません。

日本語とは言語体系が異なる英語を使い文章を書くという行為は、それ自体が一種の異文化体験でもあります。どうか楽しみながら、この知的な体験に取り組んでみてください。

最後に、グローバル人材育成にとって不可欠な、異文化理解力と英語表現力の向上を図るという本コンテストの趣旨に賛同され、生徒の指導にあたっておられる高校の先生方には、改めて厚く御礼申し上げます。

お問い合わせ

一般財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会
 IIBC高校生英語エッセイコンテスト事務局


コンテストについて