様々な英語学習者の実態を探る連載2回目。今回は「人とのコミュニケーションが好き!」という思いが英語学習のきっかけになったお二人が登場。学習のノウハウや、英語習得で広がった可能性などについてトークしました。
メディア企業勤務 室井 梨那 さん
大学受験以降の英語学習歴:9年/英語使用頻度:週2〜3回程度
大学時代にアメリカに1年間留学。帰国後はメディア企業で海外事業展開、教育支援に従事している。2023年にはIIBC主催のアワードを受賞。
市役所勤務 後藤 真実 さん
大学受験以降の英語学習歴:6年/英語使用頻度:週1回程度
学生時代に大学や政府の国際交流プログラムに参加。社会人になってからは英語力を定量的に示す指標としてTOEIC L&Rを受験している。
室井私は、高校までの文法中心の英語にずっと苦手意識を持っていたんです。でも大学に入り、留学生と交流するラウンジで片言で話すうちにコミュニケーションの楽しさに目覚めました。そこから英語で話すのが大好きになり、勉強を本格的に始めて、英語や留学経験を活かせる今の会社に入社。今は、主にカフェスタイルの学習会「英会話カフェ」の企画・運営などを担当しています。
後藤私は、大学時代に海外でのフィールドワークやインターンなどに参加していましたね。その後、もっと世界中の人たちと話してみたい!と参加したのが「世界青年の船」という内閣府主催の青年国際交流事業です。12カ国から集まった人たちと約1カ月間の船旅をしたのですが、そこで知り合えた人たちとの会話がとても楽しかったんです。彼らともっと深く対話したいと思い、スピーキングの勉強に力を入れました。
室井海外の友人たちとの交流から英語好きになったところが、私たちの共通点ですね。私が1年間留学したアメリカでは、個人の考え方を尊重する文化があって、「私は今こう感じている」と素直に言い合えるという共通認識があるんです。英語なら自分の考えを受け入れてもらえるという安心感がすごくあります。
後藤私も、英語を話しているときのノリがとても楽です。日本では遠慮してしまうような込み入った話も、率直に言いやすいところがいいですね。母語は違っても、英語でこれが好き、これがいいよねといった話をしているうちに仲良くなれて、人によっては日本人同士よりもすごく距離が近くなれることがうれしいです。
室井そうですね。私も大学時代に留学生と話しているうちに、日常生活と勉強の垣根がなくなって「英語を学ばなければ」という感覚が消えました。ファーストフード店でアルバイトをしていたときも、店内にあるものを全部英語で言えるようになろうと思って自分流のメモを取ったりして、すごく楽しかったです。
後藤私は、英語の勉強をきちんと始めたのは社会人になってからなんです。仕事をしながらだと明確な目的があったほうが学習を継続しやすいので、1年ほど前から定期的にTOEIC L&Rを受けています。今の仕事では英語を使う機会はほとんどないのですが、先日、勤務先で、フランスの姉妹都市への青少年派遣事業の引率者として選抜されて、先方とのやりとりや現地での英語通訳を任されました。私の英語の学習歴を見て選んでいただけたようで、うれしかったですね。
室井英語は世界を広げてくれる、ハッピーなツールですよね。私は生涯英語を味方につけて、もっと自分を生きやすくしたいと思っています。私が4技能で1番得意なのはやはりスピーキングで、今後も伸ばしていきたいんですけど、レベルを上げるには、ほかの3技能もまんべんなく必要だと気がつきました。スピーキングを軸にしながら、リスニングとリーディング、ライティングもしっかり伸ばして、英語力をさらに高めていきたいです。
後藤海外の友人と接していると、日本のカルチャーや精神性に興味を持っている人が多いんだなと感じます。今後、日本の魅力をより深いレベルで発信していけたらいいなと思っています。そのためにも通訳案内士の資格取得を目標にしていて、TOEIC L&Rで900点以上あれば英語科目試験が免除されるので、まずはそこを目指しています。今日は室井さんとの共通点をたくさん発見できて楽しかったです。お互いに英語学習、がんばりましょう!
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