2026年3月号

    TALK! わたしが英語を学ぶわけ 「自分に合う学習スタイルの見つけ方」

    様々な英語学習者の実態を探る連載の4回目。
    今回登場するのは、若きアスリート。競技を通じて英語を身につけ、世界で活躍するという共通点がある二人が、
    英語力向上のコツや、自分に合う学習法について話し合いました。

    ブレイキン選手 村上 結菜 さん(20歳)

    英語学習に目覚めた時期:中学1年生
    5歳からヒップホップダンスを始め、小学6年生でブレイキンに転向。現在は早稲田大学に在学しながら、世界各地の大会に出場している。

    サーフィン選手 友重 リキ さん(16歳)

    英語学習に目覚めた時期:小学3年生
    0歳から海に親しみ、小学1年生でサーフィンを開始。現在はプロジュニア大会でのアジアトップを目指す高校生。両親もサーファー。

    村上私は中学1年生のとき、ブレイキンの台湾大会に出場するために初めて海外遠征をしました。負けてしまって落ち込んで泣いているときに、審査員の方が英語で声をかけてくれたのですが、全然理解できなかったんです。このときに「英語をもっとちゃんと勉強しなくちゃ」と感じたのが、私の本格的な英語学習のきっかけです。

    友重僕は0歳のときから、サーファーの両親に連れられて毎年冬に海外に行っていて、小学3年生でオーストラリアの語学学校に、5、6年生でハワイの現地校に通いました。もちろん最初はほとんど英語を話すことができませんでしたが、現地での生活を通して少しずつ慣れました。サーフィンは試合中のアナウンスが重要で、国際試合では英語です。聞き取れないと減点になりますし、コーチとのコミュニケーションも大事なので英語力が欠かせません。

    村上ブレイキンも同じです。国際大会では大会当日の急なルール変更のアナウンスが英語なので、聞き取れないと困ってしまいます。それに、使用する音楽は英語の曲が多いので、歌詞の意味を理解することで、より審査員に伝わる表現ができるんです。

    友重英語の学習方法はどうですか?僕はサーフィンの大会動画をよく見ていて、解説が英語なのでそれを学習に利用しています。あとは海外に行ったときに、同年代の人や先輩に積極的に話しかけるようにしています。最初は簡単な挨拶からでしたが、続けていたら相手もやさしく話しかけてくれるようになって、試合の情報交換をしたり、専門用語を教えてもらったりしています。最近は言いたいことが英語で言えるようになってきました。

    村上私は一時期、英語学習アプリを使っていたのですが、毎日続けるのが難しくて挫折しました……。いろいろ試してみたところ、海外のYouTuberのVlog(Video Blog)を見る方法がよかったです。流し見ができるので「勉強している」という感覚があまりなくて、自分に合っていました。おかげで高校生のとき、海外の選手と2人でご飯に行けるまでになったので、成長したなと感じました。

    友重あとは、座学も大切ですよね。僕は最近TOEIC Bridge Testsを受けたことで、自分の英語力を客観的に知ることができました。思ったよりもライティングができていたのですが、長い文章を理解して答えるのが苦手だとわかったので、勉強の仕方を考えやすくなりました。公式教材を使って、これからもっと長文読解を重点的に勉強していきたいです。

    村上私もTOEIC Bridge Testsを受けて、日常の会話はある程度できても、説明しようとすると単語が出てこない場面が多いとわかりました。今は高校時代に使っていた英単語帳で基礎を復習しつつ、塾講師のアルバイトで中学生に英語を教えており、第三者に説明することで自分の英語理解も整理されています。

    友重それは英語力がつきそうですね。

    村上英語学習は、人によって合うやり方がありますよね。私は決まった時間に机に向かうよりも、生活の中で自然に英語に触れるほうが長続きしました。2026年夏の大会ではヨーロッパに1カ月ほど滞在する予定なので、また英語に触れる機会が増えそうです。

    友重僕は今年、プロジュニアのアジア大会でトップ2を目指してがんばります。選手とのコミュニケーションを大切にして、英語力も競技力も伸ばしていきたいと思います。

    村上これからも、それぞれのやり方で英語と向き合いながら、競技にも活かしていけたらいいですね。

    お二人の活動を支援するアスリート伴走型プロジェクト
    「アスバン」

    「アスバン」は、株式会社ケーダッシュセカンドが、将来のスポーツ界を担う若きアスリートの活動を支援するプロジェクトです。IIBCはアスバンと連携し、TOEIC Bridge Testsの受験機会と学習教材を提供することで、アスリートの英語力向上を後押ししています。
    詳しくはこちら

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