TOEIC®Program40周年

Assessment Development、Research、Psychometric Analysis & Research、Channel、Marketingの部署・チームで活躍するETSのメンバーたち

2019年11月号

  • TOEIC Program

公平で妥当性があり信頼性の高いスコアが得られるよう、品質を厳格に維持する

日本で誕生したTOEIC® Programが、世界160以上の国・地域に広がる

ニュージャージー州プリンストン(米国)に本部を置く、非営利団体Educational Testing Service(以下、ETS)は、米国教育協議会、カーネギー教育振興財団、米国大学入学試験協会の3組織が統合し、1947年に設立されました。それから70年を経た今、ETSは人材や教育制度の評価プログラムの開発や研究を実施しています。
現在では、世界180カ国・地域以上、9,000カ所以上のロケーションにおいて、毎年5,000万件以上のテストの開発・実施・採点を行っています。そのため、各分野で世界をリードする優秀な専門家を雇用。成績評価に関しても、業界最先端の知見と徹底した調査研究に基づき、妥協することなく品質を追求して設計しています。

このようなETSのテストの中で、TOEIC Programは最も広く知られ、利用されているテストの1つです。歴史も長く79年に、日本で行われたTOEIC L&Rの公開テストから始まりました。それまでの英語力を測定するテストは、主にアカデミックな場を対象とし、文法や文学に関連する限定的な能力を測定するものでした。
しかし、Time Inc.アジア総支配人であった北岡靖男氏がETSを訪れ、職場における英語力の測定について議論したことがきっかけとなり、TOEIC L&Rが誕生したのです。

その後テストは広く普及し、重要な国際的行事の組織委員会でも採用されるようになりました。2001年には、英語学習初・中級者の英語力を測定するTOEIC Bridge Testが始まるなど更に拡大。06年にはTOEIC S&Wが加わり、「聞く」「読む」「話す」「書く」の4技能を全て評価できるプログラムとなりました。
現在では、職場や日常生活における英語コミュニケーション能力を評価する標準的ツールとして、世界160以上の国・地域で、1万4,000以上の団体がTOEIC Programのスコアを利用しています。

スコアの利用者と受験者が、より良い未来を開くための手段を提供

ETS は、TOEIC Programの評価やスコアによって、受験者の人生が変わり、チャンスが開けることを十分理解しているため、受験者とスコア利用者が、公平かつ信頼性の高いスコアを得られるよう、テスト問題の制作とともに、試験の実施・運用や採点においても、厳格に品質を維持しています。
テスト問題に関しては現代社会に即し、現在の職場環境や日常生活における場面を反映。それゆえ、グローバルな職場環境で求められる英語力を正確に測定できるものになっています。

実施・運用面では、テストの安定的な運営を継続的に構築するため、Office of Testing Integrity (テスト運用における品質管理室)を設置。テスト実施を含めた、テスト前後における手順の見直しと改善を継続的に行い、運用における高い安定性、安全性を追求しています。採点においても、スコアの同一化とよばれる統計処理を導入し、テスト問題や試験回が異なっていても、一貫性のある比較可能なスコアを提供しています。
TOEIC Programは世界中で実施されていますが、個人の経歴やバックグラウンドに関係なく、英語力を正確かつ公平に測定できるよう日々努めています。
ETSは今後も、IIBCとともに、日本におけるTOEIC Programの更なる拡充を目指してまいります。