導入事例
法政大学 グローバル教育センター事務部
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学生の受験機会を確保、場所と時間を問わないテストで利便性も向上
新型コロナの影響でIPテスト(オンライン)を実施
法政大学は、2014年度より文部科学省「スーパーグローバル大学創成支援事業」に採択され、グローバルリーダーの育成に取り組んでいます。当然、学生の英語力の強化にも力を入れており、一定レベルの英語力がある学生を対象としたERP(英語強化プログラム)などの語学教育プログラムや、留学生と日本人学生が様々な形で交流する、国際交流プログラムなどを展開しています。
TOEIC Programについては、全学の学生を募集対象にして、各キャンパス(市ケ谷、多摩、小金井)で2カ月間全8回のTOEIC L&R講座を有料で開講。また自身の英語力をチェックしてもらうことを目的に、TOEIC L&R IPテスト(マークシート方式)を年1回無料で、大学院生を含めた全学の学生を募集対象にして、各キャンパスで決まった日時で一斉に実施してきました。このほか学部単位でも、クラス編制のためのプレイスメントなどの目的で、独自にIPテストを実施しています。
しかし20年度は、新型コロナウイルス感染症の拡大防止のために授業自体がオンライン中心となり、学生のキャンパスへの立ち入りも制限される中、従来のように学内にテスト会場を設けて、IPテストを実施することが困難になりました。そこでIPテストの実施運営を担当するグローバル教育センターでは、学生の受験機会の逸失を防ぐため、TOEIC L&R IPテスト(オンライン)の採用を決定。20年11月16日から12月15日までの1カ月間をテスト期間として、学生はその中から都合の良い日時を選び、好きな場所で受験することが可能になりました。
受験の利便性が向上し、実施負担も軽減
当初、同大学にとってIPテスト(オンライン)は、緊急措置的な意味合いが強いものでしたが、「実際に実施してみると、メリットの方が大きかった」と、グローバル教育センター事務部グローバルラーニング課主任の前圭子氏は語ります。
主なメリットとしては、場所と時間を問わずに受験できるという学生にとって利便性が向上した点と、運営サイドにおいて、テストの準備や当日の運営にかかる手間が、大きく削減されたことだそうです。「これまでは、テスト会場や運営体制の関係で、テスト日程を複数日設定できない状況でした。IPテスト(オンライン)では、これらの課題が解決され、時間・場所を選ばず受験できるようになるなど、学生にとっての利便性が向上しました」(前氏)
IPテスト(オンライン)に関する学生からの問い合わせについては、IIBCヘルプデスクが対応しました。前氏はその点も、「負担と不安が軽減され助かった」と話します。開始前には、多くの学生が直接グローバル教育センターに連絡してくるのではないかと予想されましたが、実際にはほとんど問い合わせはなく、多くの学生がスムーズに受験することができたそうです。
またグローバル教育センター事務部長の一ノ瀬美登里氏は、IPテスト(オンライン)の場合、従来のマークシート方式のIPテストと比べて、受験者に関する情報を多く入手できる点を高く評価しています。IPテスト(オンライン)ではログインした後、アンケートに答えないとテスト画面に進むことができないため、アンケートの回収率は必然的に100%になります。
「受験理由や受験回数などを、正確に把握できる点は非常に良いと感じました。どんな学生が受験しているかが分かれば、募集の際の告知の仕方や、受験をしていない学生に対する働きかけ方を考える上で参考になります」(一ノ瀬氏)
一ノ瀬氏は、新型コロナウイルス感染症の流行が収まったとしても、IPテスト(オンライン)を続けていきたいと考えているそうです。
「学生側もオンラインでのテストを抵抗なく受け入れてくれたというのも、続けていきたいと考えている大きな理由です。学生にとっては、従来のテストと異なり、試験会場にいるほかの受験生のことを気にせず、目の前の問題に集中できるという点も、IPテスト(オンライン)のいいところかもしれませんね」(一ノ瀬氏)
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