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PART② IIBC AWARD OF EXCELLENCE受賞者に聞く
英語学習法とTOEIC® Testsの魅力
特別企画第2弾として、TOEIC Testsを継続的に受験され、IIBC AWARD OF EXCELLENCE を2020年に見事受賞された4名の方をお招きして、座談会を開催しました。「聞く」「読む」「話す」「書く」の英語4技能をまんべんなく学習され、英語でのコミュニケーションを積極的に行われている皆さんが、どのような英語学習をしているのか、また、TOEIC Testsのどのような点に魅力を感じているのかなどについて、話していただきました。
IIBC AWARD OF EXCELLENCEとは?
「聞く」「読む」「話す」「書く」の英語4技能をまんべんなく学習され、コミュニケーションツールとして積極的に英語を活用されている受験者の皆さんを応援したいという思いから、2017年よりIIBCが実施している制度。英語4技能を測るTOEIC Testsの公開テストで、1~12月の間に、下記の基準スコアを取得された受験者の方を、毎年一度表彰している。
基準スコア
| TOEIC L&R | TOEIC S&W |
|---|---|
| 800点以上(リスニング375点以上かつリーディング425点以上) | スピーキング160点以上かつライティング170点以上 |
日々の仕事の中で必要な生きた英語力
皆さんは普段から仕事などで、英語を使う機会は多いのでしょうか。
松本:私は以前、日本の商社に勤務し、現在は転職してグローバルに展開しているプロフェッショナルファームで働いています。商社時代から英語を使う機会はあったのですが、必要性という点では、現在の方が圧倒的に高いですね。何しろ会議の場には、アメリカ人もいればイギリス人もいます。そのほかにもオーストラリア、ニュージーランド、インドなど様々な国の人がいる中で、きちんと英語で発言ができなければ、「一切存在感なし」という状況に置かれますから……。「これはまずい」ということで、数年前から本格的に英語の学習を始めました。
南:私は地方公務員として働いています。自治体には様々な部署があるので、英語が必要になるかどうかはどの部署に配属されるかによって変わってきますが、私自身は英語力を生かせる部署への配属を希望するようにしています。
これまでですと、教育分野の部署にいたときには国際交流に関する業務で、海外から来られた方への対応に当たっていました。現在は、国際的なスポーツイベントの運営部署で働いているので、英文の資料などを読む機会があります。
阪本:私は自動車メーカーでエンジニアとして働いています。既に販売している車の中で、不具合を起こしているケースがないかをモニタリングして、問題があれば技術的な改善を行っていくというのが今の主な業務です。
自動車は世界中で販売されていますから、当然現地のエンジニアと英語でコミュニケーションを取らなくてはいけない場面が数多くあります。また私の上司が外国人のため、職場での普段の会話は英語ですし、資料も英語で作ることが多いですね。
北浦:私はシステムエンジニアとして働いた後に、3年半ほど前、友人と一緒にオンライン英語スクールの会社を立ち上げ、代表を務めています。私自身も受講者の方へのレッスンを担当していますし、トレーナーへの研修にも携わっています。
私は子どもの頃から英語が大好きで、ずっと趣味として学んできました。おかげさまで英語外部試験に関する本を出版することもでき、今は趣味が仕事になったという感じですね。
英語力をさび付かせないよう積極的に受験
TOEIC Testsの受験歴を教えてください。
阪本:TOEIC L&Rを最初に受験したのは、大学の学部生のときです。大学院入試を受ける際に、TOEIC L&Rのスコアの提出を求めているところは多いですし、就職活動においても高いスコアを持っていると有利になりますから、「まずはともかく1回受けてみよう」ということで受験しました。
TOEIC L&Rを最も頻繁に受験していたのは2年前のことで、おそらく1年で8回程度受けたと思います。当時は英語を使う機会が全くない部署で働いていましたが、英語力は常に磨いておかないとすぐにさび付いてしまうので、自分の英語力を維持するために、TOEIC L&Rを活用することにしたのです。今は日常的に英語を使う部署におり、日々の仕事の中で英語力を鍛えています。
またTOEIC S&Wに関しては、自分のスピーキング力やライティング力がどんな評価を受けるのか興味があったので、2020年に初めて受験しました。
北浦:私も最初に受験したのは大学生のときです。その頃は別の英語外部試験の受験に情熱を傾けていたのですが、3回連続で不合格になってしまいました。「私には向いていないのかも」と思っていた頃に、初めてTOEIC L&Rの存在を知って、受けてみることにしたのです。そのときのスコアは720点でした。それで満足してしまい、その後はしばらく受けなくなりました。
受験を再開したのは12年のこと。TOEIC S&Wも翌年から受け始めました。私は子どもの頃からテストが大好きでして、今ではTOEIC L&RもTOEIC S&Wも、できる限り毎回受けるようにしています。
松本:私が初めてTOEIC L&Rを受験したのは、今から20年以上前で、商社に入社したときのことです。確か新入社員全員が会社で受験しました。そのときは全く歯が立たなくて、スコアは400点を少し超える程度でした。その後20代の間は会社が実施していたIPテストを年1回ぐらい受験していましたが、30代以降は受けなくなりました。
それが「本気になって受けてみよう」という気持ちになったのは、今の職場に転職して、英語を学習せざるを得ない状況に追い込まれてからです。せっかく学習するのなら「今度のTOEIC Testsでこのぐらいの点数を取る」という目標があった方がいいと考えたのです。現在はTOEIC L&RかTOEIC S&Wのどちらかを毎月必ず受験するようにしています。
南:私も最初は、大学在学中にTOEIC L&Rを受験しました。交換留学でカナダに1年弱行った後、力試しとして受けてみました。
TOEIC S&Wを初めて受験したのは、20年1月です。ちょうど育児休業から職場に復帰する直前でした。妊娠中に別の英語外部試験を受けるために、スピーキングとライティングの学習を集中的にしていたので、その力が落ちないうちにTOEIC S&Wにもチャレンジしてみたいと思って受けることにしたのです。
スコアがぶれないから実力を正確に把握できる
TOEIC Testsのどんなところに魅力を感じて、受け続けていらっしゃるのでしょうか。
北浦:TOEIC Testsはスコアがぶれないといいますか、そのときの自分の実力を常に正確に測定してくれます。まぐれで高スコアを取るということはありません。だからこそスコアが伸びたときには、「自分の実力が上がったんだ」と素直に喜ぶことができます。
英語学習へのモチベーションを保つことができるのも、TOEIC Testsのおかげです。システムエンジニアの仕事が忙しかった頃は、試験前になると、平日は朝4時ぐらいに起きて学習をしてから会社に行き、帰ってからまた学習をして、という生活を送っていました。休日も1日13時間程度学習していました。これはテストがあるからこそ、できることですよね。今は、なかなかTOEIC S&Wのスピーキングのスコアが180点以上にならないので、この壁を突破するために頑張っているところです。
松本:TOEIC Testsで求められている英語力と、仕事で求められている英語力には、かなり強い関連性があると感じています。例えば私の仕事では、大量の英文の資料にざっと目を通し、短い時間で要点をつかむことが求められます。これは、TOEIC L&Rのリーディングの問題を解くときと、やっていることは全く変わりません。またTOEIC Testsの試験に出てくる様々な英語表現は、実際にビジネスの現場で、ネイティブスピーカーが作成した資料の中にもよく出てきます。
つまりTOEIC Testsの学習をすることが、そのまま仕事に必要な英語力を伸ばすことにつながり、仕事で英語を使うことがTOEIC Testsの学習にもなるのです。そういう意味でTOEIC Testsは、非常に意義のあるテストだと思います。
南:TOEIC Testsを受け続けているのは、私もモチベーション維持のためです。受けるとなると学習しますが、受けないとなると、どうしても英語学習への意欲を維持するのが難しくなりますからね。ほかの方と比べると少ないかもしれませんが、英語力をどれだけ維持できているかをチェックする意味も含めて、年1回は受験するようにしています。
また、試験会場や実施回数が多く、自分が受けたいと思ったタイミングで受けられるということもTOEIC Testsの魅力の1つです。さらに、TOEIC Testsは社会的な知名度が高いため、自分のスコアを人に話したとき、その価値をすぐに理解してもらえるのも魅力です。
阪本:私がなぜ受け続けているのかというと、何といっても楽しいからです。特に2年前、ほぼ毎月のように受験していた頃は、完全にゲーム感覚でした。ロールプレイングゲームでいえば、普段の勉強はモンスターを倒しながらレベルを上げていくステージです。そして本番当日は「ボス戦に挑む」という感覚で臨んでいました。ですから学習がつらいと思ったことはないんです。
TOEIC Testsは合否ではなく、自分の今の実力が5点刻みのスコアで把握できるところも、分かりやすくていいなと感じています。
楽しみながら学ばないと長続きしない
英語学習ではどんな工夫をされていますか。
南:リスニングにしてもリーディングにしても、自分が興味のある題材を選ぶようにしています。そうしないと長続きしませんからね。例えばリスニングでは、Podcastを活用して、カンファレンスでのスピーチや英語のラジオドラマの中から、「これは面白そうだな」と思えるものを見付けて聴いています。リーディングも、スマートフォンのニュースアプリを英語版にして、関心がある記事を読んでいます。また、興味のある英語の電子書籍を読むこともあります。
あとリスニングでは、ちょうど今、我が家のテレビが子ども番組に占領されていますが、「少しでも英語を耳にすることができる環境を作りたい」と思い、「きかんしゃトーマス」や「おさるのジョージ」といった海外制作の番組を見るときには、英語設定にして流しています。まだ子どもは小さいのでぽかんとした表情で見ていますが……。
阪本:私も英語の学習は楽しみながらするようにしています。アニメが好きなので、日本のアニメの英語吹き替え版を見ながら、英語の台詞を1文1文書き出しています。「日本語のこの台詞が、英語ではこんなふうに翻訳されるんだ」という気付きがあって楽しいですね。「この英語表現は今度自分でも使ってみたいな」というものも多く見付かります。
あとは仕事や日常生活の中でよく使う表現を、片っ端から英語に訳して書き出しています。海外の方と英語で話すときに言葉に詰まってしまうのは、適切な英語表現がとっさに浮かんでこないからだと思うんです。日本語でもよく使う表現を一度英語に置き換えるという作業をして頭に入れておけば、実際の場面でもすらすらと言葉が出てくるようになるのではないかと考えてのことです。
北浦:私のメインの学習法は例文暗唱です。1週間で200個ぐらいの例文を覚えることを目標に、1つの例文をすらすらと言えるようになるまで、何十回、何百回と繰り返しています。
暗唱に使う例文は、私は海外ドラマが大好きなので、その台詞の中から抜き出してくることが多いですね。そういう意味では、私も楽しみながら英語の学習をしています。
海外ドラマは本当に好きで、1日5時間でも6時間でもずっと見ていられます。聴き取れる台詞の量が少しずつ増えていくのが一番うれしいですね。初めて字幕なしで最初から最後までドラマを見られたときの喜びは、何とも言えないものでした。
松本:スピーキングの学習では毎日25分間、オンライン英会話をやっています。この1年半、インフルエンザにかかったときも含めて、1日も欠かしたことがありません。
ヒアリングの学習はPodcastが中心です。私が苦手としているのは、オーストラリアやニュージーランドの方の英語を聴き取ること。それなのに私の仕事相手は、なぜかオーストラリア人やニュージーランド人が多い……。そこで彼らにオススメのPodcastを教えてもらって、それを聴いています。私の場合、色々な国の方と仕事をする機会が多いので、彼らの発音をきちんと聴き取り、会話できるようになることは大きな喜びですね。
英語学習をしていて、なかなか成績が伸びず壁に突き当たったときには、どのようにして乗り越えられましたか。
北浦:私は、一緒に学習している仲間の存在が助けになっています。今は、仲間とは週1回オンラインで、スピーキングの練習を一緒にしています。先日、TOEIC S&Wのテストで思うように解答できず、電車の中で泣きながら家まで帰ったことがあったのですが、そんなときでも励まし合っている仲間がいるから、なんとか立ち直って頑張ることができました。
阪本:私の場合は、うまくいかないときには一旦英語の学習から離れることが多いですね。何事も1つのことに集中しすぎると、そのことを客観的に見られなくなるものです。逆にほかのことをやっているうちに、「あの学習は、もっとこんなふうにやった方がいいな」と気付くことがあります。
南:成績が上がらないということは、自分の学習の仕方が間違っている可能性が高いと思います。そのようなとき私はインターネットなどでほかの方の英語学習法を調べ、「このやり方は良さそうだな。自分でもできそうだな」というものを見付けて、取り入れるようにしています。
松本:英語の学習に限らず、スポーツでも何でもある一定のレベルのところまで行くと、そこからしばらく成長が止まる時期があるものです。けれども修正を加えながらコツコツと努力を重ねていけば、いずれ必ず壁を突破できるときが来るというのは、皆さんもこれまでの人生の中で経験があると思うんですね。「大丈夫。いつか突破できるときが来る」と信じて、地道に取り組んでいくことが大切なのではないかと思います。
英語の習得は向き不向きではなく継続が大事
最後に“IIBC AWARD OF EXCELLENCE”の受賞を目指すなど、英語学習に励んでいる方々へのメッセージをお願いします。
松本:私も初めてTOEIC L&Rを受験したときは、スコアは400点を少し超えたぐらいという惨たんたる結果でした。それでもAWARDを受賞できるところまで来たわけですから、皆さんにできないはずがありません。今はオンラインで英語を話したり聞いたりすることができるなど、英語を学ぶ環境も整ってきています。目標を実現することはきっと可能です。
南:英語学習は「大変だな、つらいな」と思うと長続きしません。自分にとって好きなこと、興味があることを題材に選び、楽しみながら英語の学習を続けていく方法を見付け出してください。一緒に頑張りましょう。
阪本:言語学習の基本は継続することです。TOEIC Testsを定期的に受け、今の自分に何が足りないのか、どうやって補強していけばいいかを客観的に考えた上で、日々の英語学習に取り組んでいく。これを続けていけば、きっと道は開けてくるはずです。
北浦:私も継続が大事だと思います。うまくいかないときには、「自分には語学の学習は向いていないんじゃないか」と思うことがあるでしょう。でも語学を習得できるかどうかは、向き不向きではなく、やめないことです。皆さんも英語学習の仲間を見付け、苦しいときには仲間の助けを借りながら、英語学習を続けていってくださればと思います。
本日はありがとうございました。
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