日本国内で暮らしながら週3回必ず英語を使い交流するシェアハウス
継続的に英語を学ぶことができる環境を提供する
コロナ禍により、海外への留学やワーキングホリデーをはじめ、国際的な人の往来が難しい状況が長期化しています。このような状況を受けて、ボーダレスハウス株式会社は、2021年9月より、シェアハウスで共同生活を送りながら英語力向上を図る、「English Only Policy! EOPハウス」の提供を開始しました。

ボーダレスハウス株式会社国際交流シェアハウスハウスマネージャーの細木拓哉氏
もともと同社は、外国人と日本人が一緒に暮らし、お互いの価値観を交流させる超多国籍シェアハウス(ボーダレスハウス)を提供してきましたが、コロナ禍により、外国人入居者が減少。それに伴って、一部の日本人も退去するといった状況が生じていました。一方で、留学に行けなくなった方などから、英語を学びたいという問い合わせが増えてきました。そこで、ボーダレスハウスの入居者と退去者を対象に、お互いの言語を学び合うことのできる交流相手を同社がマッチングする、「Language Exchange」プログラムの提供を20年4月に開始。次第に利用者などから、継続的に英語を学ぶことができる場が欲しいといった問い合わせが寄せられるようになりました。
ニーズに応える形で、日本人、中でもコロナ禍の影響が大きい、留学やワーキングホリデーを検討している方などをターゲットにした、EOPハウスが考案されたのです。「従来のボーダレスハウスは、国際交流が主な目的でしたので、英語を使わなくてはいけないといった物件は、特に用意していませんでした。週3日は必ず英語を話すことができるというのが、従来のハウスとの大きな違いです」と話すのは、同社国際交流シェアハウスハウスマネージャーの細木拓哉氏です。
週3日のEnglish Only Dayや英語レッスンで交流しながら英語力を磨く
EOPハウスは、東京に1軒、京都に2軒あり、東京は主に社会人が、京都は主に大学生が住んでいます(21年11月現在)。
最大の特徴は、ハウス内では必ず英語で話さないといけないEnglish Only Dayを週3日設定していることです。現状では、日本人入居者のほぼ全員が初中級者程度の英語力のため、ときに苦戦しながらも、励まし合って英語で会話をしています。
また、近隣にあるボーダレスハウスに住むネイティブスピーカーのパートナーが、講師役として月2回訪問し、全て英語で行うレッスンを実施。内容は入居者の希望に沿うようにしており、東京ではフリートークや英語を使ったプレゼンテーションの練習などを行い、京都ではTOEIC L&Rなどのテストに向けた学習のサポートをしています。他にも入居者は、外部のオンライン英会話学校が提供する授業を月4回、無料で受けたり、先述のLanguage Exchangeプログラムを活用したりしながら、英語力を磨いています。

ネイティブスピーカーとの英語レッスンの様子
今後について細木氏は、「ネイティブスピーカーのパートナーを増やし、レッスン回数も増やすとともに、国・地域による英語の違いを学ぶことができるようにするなど、内容に広がりを持たせたいと思っています。また東京では日本人入居者が定員に達しているので、物件数を増やしていきます」と語ってくれました。物件数を増やすことで、物件ごとに異なる英語レベルを設定するなど、より幅広い層の方に英語を学ぶ場を提供したいと検討が進められています。
さらに、海外との往来が可能になった後にも、ハウス内では英語で話したいという外国人や、費用などの理由で留学を断念した日本人らの受け皿になり得るのではないかと細木氏。英語を学ぶ人々の背中を力強く後押しする取り組みは、入居者の声に耳を傾けながら一層の進化を続けています。
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