世界に飛び出し挑戦する若者の背中を押し続けていきたい

2022年11月号

  • 人材育成
  • 国際化
  • 留学

一般財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会 GHRD室 室長

貴島 和美

国際ビジネスコミュニケーション協会 GHRD室 室長 貴島 和美

IIBCは16年より、「トビタテ!留学JAPAN日本代表プログラム」の支援をしています。私自身は、17年から日本代表プログラムの選考委員や、留学しているトビタテ生のメンタリングに関わってきました。また20年6月から22年5月にかけて、「官民協働海外留学創出プロジェクト トビタテ!留学JAPAN」事務局に出向し、主に第2ステージの活動資金を、企業・団体・個人から募るためのファンドレイジング業務を担当しました。

出向中は、多くのトビタテ生たちと直接話す機会が得られました。彼ら、彼女らと接していて感じたのは、「まだまだ日本も捨てたものじゃない」ということです。皆さん、少しぐらいの困難に直面してもそれを跳ね返せる突破力を持っていますし、様々な分野で高いポテンシャルを感じさせるトビタテ生がたくさんいます。

そのような姿を見ていて、若いときの留学は、人を大きく成長させるということを実感しました。異国の地に足を踏み入れたときに、現地の人たちが自分をどう見ているかを意識し、自分の考えや思いをどう表現すれば相手に伝わるのか、といった経験を若いうちに積むことは、自分の軸を形成する上で重要な意味を持つのではないでしょうか。また海外にいると、日本を客観的に捉え理解することができるため、「日本人」というアイデンティティの形成にもつながると思います。

IIBCに戻った今、私はグローバル人材育成プログラム(GHRD事業)に携わっています。これまでは企業の人事担当者向けのプログラムが中心でしたが、「日本代表プログラム」での経験を踏まえ、高校生から30歳ぐらいまでの若者の意識が世界へと向かうようなプログラムを、より多く提供する方向へと舵を切ることにしました。具体的には、トビタテ生の協力も得ながら、「One Step Forward ~越境した若者と考えるSDGs ~」といったイベントを始めています。

「あなたが世界をつなぐ あなたと世界をつなぐ」というIIBCの新コーポレートスローガンになぞらえれば、「日本代表プログラム」もGHRD事業も、若者自身である「あなた」が成長していくことを支援する取り組みだと言えます。GHRD事業を通して、失敗を恐れず世界に飛び出すことの大切さを伝え、挑戦しようとする彼ら、彼女らの背中を押し続けていきたいと思っています。