title_word_pc

2025年11月号

“bleisure”

[ˈbliːʒər]

 

出張休暇/ブレジャー(ブリージャー)イラスト

意味

出張休暇/
ブレジャー(ブリージャー)

世界中で働き方の多様化が進む昨今、“bleisure”が注目を集めています。“business”と“leisure”をつなぎ合わせた比較的新しい言葉で、日本語では「出張休暇/ブレジャー」と訳されることもあります。アメリカ英語の発音は“ˈbliːʒər”(ブリージャー)となるので、注意が必要です。

意味は、出張などに観光や休暇などの要素を組み合わせること。コロナ禍を経てリモートワークが定着したビジネス環境で、出張が再開したことを背景に、ビジネスとレジャーを合わせるスタイルが広まっているようです。企業側がよい人材を確保するために、従業員のワーク・ライフ・バランスを重視するようになっているとも言えますね。ある調査では、ブレジャー市場が今後大きく成長すると予想されています。

単体では冠詞なしの名詞として、たとえば、“He added two days of bleisure after his Tokyo meetings.”(彼は東京での会議の後、2日間の出張休暇を追加した)というような使い方ができます。また、tripやtravelなどと組み合わせて使うことも多いので、覚えておくと便利です。

“bleisure”の例文をチェック!

単体での使用例

・Companies are beginning to recognize bleisure as a way to improve employee satisfaction.

(企業は、ブレジャーを従業員の満足度を高める方法として認識し始めています)

・She enjoys bleisure whenever she visits a new city for work.

(彼女は仕事で新しい都市を訪れるたびにブレジャーを楽しんでいます)

Bleisure is becoming increasingly popular among frequent business travelers.

(ブレジャーはよく出張する人たちの間で、ますます人気になっています)

他単語との組み合わせでの使用例

・The hotel offers weekend tours to bleisure travelers.

(そのホテルは、ブレジャー旅行者向けの週末ツアーを用意しています)

Bleisure trips help me recharge when working abroad.

(海外出張のとき、ブレジャーがよい気分転換になっています)

・Many companies now encourage employees to take advantage of bleisure opportunities.

(多くの企業が、従業員にブレジャーの機会を活用するよう促しています)

NOBU(山田暢彦)さん

NOBU(山田暢彦)さん

アメリカ育ちのバイリンガル英語プロ講師。現在NY在住。幅広い受講者に実践的な英語を指導している。TOEIC L&Rスコア990点。

ページの上部に戻る/Back to TOP