TOEIC L&Rの勉強法|教材の効果的な活用方法・学習スケジュールの立て方
TOEIC Listening & Reading Test(以下、TOEIC L&R)に向けて勉強を進めておきたいものの、具体的にどのように学習を進めればいいのか迷っていませんか? 限られた勉強期間で効率よく英語力を培い、目標スコアを達成するには、効果的な勉強の進め方を知っておくことが大切です。
本記事では、TOEIC L&Rで求められる英語力の見極め方や、教材の効果的な活用方法、学習スケジュールの立て方についてわかりやすく解説します。
実際のテストをまず受験するのがおすすめ
ご自身に合った学習計画を立てるには、まずは今の時点での英語レベルを知っておくことが大切です。現状の英語レベルを把握するには、まずTOEIC L&Rを受験することをおすすめします。
出題内容を知る
TOEIC L&Rの出題内容や設問数、試験時間を把握しておくことは重要なポイントといえます。どのような問題が出題されるのかを知ることで、実際のテストの際に実力を発揮しやすくなるからです。
TOEIC L&Rは7つのPartで構成されており、合計200問が出題されます。試験時間はリスニング約45分、リーディング75分の計120分です。解答はマークシート方式で、選択肢の中から正しい解答を選ぶ形式となっています。
| Part | 出題内容 | 設問数 | |
|---|---|---|---|
| リスニング | 1 | 写真描写問題 | 6 問 |
| 2 | 応答問題 | 25 問 | |
| 3 | 会話問題 | 39 問 | |
| 4 | 説明文問題 | 30 問 | |
| リーディング | 5 | 短文穴埋め問題 | 30 問 |
| 6 | 長文穴埋め問題 | 16 問 | |
| 7 | 1 つの文書 複数の文書 | 54 問 |
受験日を決める
学習計画を立てる際には、受験日を先に決めておくのが得策です。公式サイトの「TOEIC Program公開テスト日程について」を参照して、受験日を選びましょう。
TOEIC L&Rは申込期間から試験日まで1カ月程度あるので、前もって試験日を確認しておくことが大切です。会員登録をしてメール配信を希望すると、申込開始日や締切日の通知を受け取ることができるため、申込忘れの防止に役立ちます。
目標スコアを決める
TOEIC公式サイトには、「レベル別評価の一覧表」が掲載されています。リスニングセクション・リーディングセクションのStrength(長所)・Weakness(弱点)を確認し、自分の英語力が現状どのスコア帯に近いのかを確認してみてください。
おおよその英語レベルがわかったら、現状よりも少し上のレベルを目標として設定するのがおすすめです。目標を達成するにはどのような力が必要になるのか、Weakness(弱点)の記載内容を確認しておきましょう。
間の学習計画を立てる
TOEIC L&Rの試験は毎月実施されています。たとえば「3月受験→4月結果受領→学習→9月受験→10月結果受領→学習→3月受験」のように、年間の予定に組み込んでみてはいかがでしょうか。定期的に英語力を測定する仕組みを作っておくことで予定が立てやすくなり、挫折しにくくもなるでしょう。
TOEIC L&Rで求められる力
TOEIC L&Rが評価対象としているのは「英語によるコミュニケーション能力」です。知識・教養としての英語ではなく、オフィスや日常生活での英語によるコミュニケーション能力を幅広く測定するテストのため、次に挙げる知識・能力を培っていく必要があります。
1. 英単語の知識
1つめに求められるのは英単語の知識です。TOEIC L&Rはメールや会議など、ビジネスシーンをはじめとする日常生活でよく使われる単語を中心に構成されています。単語が表す意味から会話や文章の内容を推測できることもあるため、語彙力は必須です。
公式の英単語集『公式TOEIC Listening & Reading 英単語』では、実際に過去に出題されたテストから厳選された1,500語の最頻出単語に加え、さまざまなコロケーション(複合名詞100語、句動詞100語、セットフレーズ100語)の合計1,800語が紹介されています。まずはこれらの最頻出単語をマスターしましょう。
2. 基本的な文法の知識
求められる力の2つめは、基本的な文法の知識です。TOEIC L&Rではコミュニケーションに重きが置かれているため、文構造は比較的シンプルなフレーズが出題されていると感じる方も多いのではないでしょうか。
文法の知識に自信がない方は、まずは中学レベルの英文法から学習してみてください。基本的な文法の知識が、英語を聞く/読む際に意味のまとまりを見極める手がかりになったり、語句の区切りを把握する上で役立ったりする可能性があります。
3. 英語を聞き取る力
リスニングPartでは、英語を「音」で聞き取る能力が問われます。こうした能力が、英語で行われる会議や商談などの場で求められていると感じる方も多いのではないでしょうか。
英語を聞き取るには、単語のスペルや語句の意味だけを覚える学習では十分とはいえません。単語の意味と発音をセットで覚え、音から理解できるようにトレーニングしていく必要があります。
4. 英文を読み取る力
リーディングPartでは、まとまった語数の英文を一定時間内に読み取る力が求められます。英文で書かれたメールや契約書を読み解く際に、こうしたスキルの必要性を実感している方も多いのではないでしょうか。
とくにPart 7では文書読解問題が計54問出題されるため、英文を早く正確に読みこなす力が求められます。英語を日本語に訳しながら読み進めるのではなく、英語を英語のまま理解できるかどうかがポイントです。
TOEIC L&Rの勉強を何から始めたらよいか迷ってしまう方は、次の記事で「やることリスト」を紹介しています。こちらもあわせて参考にしてください。
教材の効果的な活用方法
TOEIC L&Rの勉強を効果的に進めるには、教材選びも重要なポイントの1つです。信頼性が高く、ご自身のレベルや課題に合った教材を選ぶことをおすすめします。また、学習効果が上がる教材の活用方法を知っておくことも大切です。効果的に教材を活用する4つのポイントを紹介します。
1. 英単語集で頻出単語をマスターする
語彙力を伸ばしたい方は、英単語集で頻出単語を優先的にマスターしていきましょう。英単語をやみくもに覚えるよりも、実際にテストに出題されている単語を中心に覚えていくのが得策です。
『公式TOEIC Listening & Reading英単語』は、過去のTOEIC L&Rの出題傾向に基づいて厳選された1,800語が収録されている公式教材です。実際に出題された例文で学べることに加え、見出し語・語義・例文の音声も収録されています。繰り返し聞き、声に出して学ぶことで、リスニング力の向上にも寄与するでしょう。公式教材アプリをダウンロードすると、特典として「必須の200語」を入手できます。こちらもぜひご活用ください。
> 『公式TOEIC Listening & Reading 英単語』の詳細はこちら
2. 中学生向けの参考書で文法を復習する
英文法に不安を感じている方は、中学3年間の英文法がまとまっている参考書を復習用に用意しておくとよいでしょう。たとえば、高校受験向けの参考書をひととおり復習したところ、忘れていた文法の知識を思い出すのに役立ったという方もいるようです。
英語には日本語とは異なる特有のルールや文構造が存在します。はじめから「聞く」「読む」練習に着手するのはハードルが高いと感じるようなら、まずは文法の復習からスタートしてみてはいかがでしょうか。
3. リスニングは「たくさん聞く」ことが重要
教材でリスニング問題を解いた際には、一度聞くだけでなく繰り返し聞くことが重要です。はじめから完璧に聞き取れなかったとしても、繰り返し聞いている中で耳が慣れていくことも少なくありません。本番のテストと同じ読み上げ速度・難易度の音声に毎日少しずつ触れ、スクリプトと照らし合わせてどこまで聞き取れていたのかを丁寧に確認しましょう。
「TOEIC公式教材アプリ」では、公式教材全タイトルの音声を無料でダウンロードできます。本番と同じ読み上げ速度でリスニングの練習をしたいという方におすすめです。公式教材アプリを活用して、耳を慣らしてみてはいかがでしょうか。
4. リーディングはPartごとにバランスよく学習
前述のとおり、リーディングPartではさまざまなパターンの問題が出題されます。短文穴埋め、長文穴埋め、1つの文書・複数の文書に対する設問といった各パターンに、まんべんなくふれておくことが重要です。
『公式TOEIC Listening & Reading トレーニング 2 リーディング編』は、各Partを組み合わせて20セット分の問題をご用意した公式教材です。たとえば、1日1セクションのペースで練習すれば、20日間でリーディングPartを集中的に練習できます。数多くの公式問題を解いて、リーディングの出題形式に慣れていきたいという方におすすめです。
学習スケジュールを立てる際の基本的な考え方
TOEIC L&Rに向けて、計画的に勉強を進めるには学習スケジュールを立てることが大切です。学習スケジュールを立てる際の基本的な考え方を確認しておきましょう。
受験日から逆算して計画を立てる
目標に向かって勉強するポイントは、「いつまでに勉強を終える必要があるのか」を明確にしておくことです。受験日をゴールとして設定し、ゴールから逆算して残り期間を確認しましょう。
その上で、勉強に費やせる具体的な日数や確保できる勉強時間を算出します。算出した勉強時間を週単位・日単位に振り分け、1日のスケジュールの中に組み込んでおくのが得策です。まずは受験日を決め、そこから逆算して学習計画を立ててみてはいかがでしょうか。
毎日少しずつ学習を進める前提で
英語の力は一朝一夕に身につくものではありません。たとえ少しずつでも、毎日英語にふれる時間を設けることが英語力アップへの近道となります。
たとえば、「平日は0時間・休日にまとめて7時間」といったペースで勉強するよりも、毎日1時間ずつコンスタントに勉強することをお勧めします。1日30分の勉強時間でも、何カ月にもわたって積み上げればまとまった勉強時間になります。
現実的なシーンに合った勉強方法を選択する
TOEIC L&Rに向けて勉強しよう!とはじめは意気込んでいても、なかなか時間を確保できない日が続くとモチベーションが低下しかねません。無理なく続ける方法を見つけるには、現実的なシーンに合った勉強方法を選ぶことが大切です。
【現実的なシーンに合った勉強方法の例】
- ・職場の昼休みに読解問題を1題解く
- ・帰宅後はリスニング問題に取り組む
- ・通勤中はアプリで昨日の復習をする
このように毎日のルーティンに英語の勉強を組み込み、それぞれのシーンでやるべきことを決めておくとよいでしょう。
なお、TOEIC L&Rの目標スコアと必要な学習時間の関係や、目標スコア別の学習のポイントについては、次の記事で詳しく解説しています。こちらもあわせてご参照ください。
まとめ
TOEIC L&Rの出題形式をつかんだ上で、正確な物差し(テスト)で英語力を測定し、結果をもとに自分にとって必要な学習内容を見極めることによって、実際に「使える英語」の力が効率的に身についていきます。まず自分がどの程度解けるのか、どんな問題が出題されるのかを知りたい方は、公式問題集を実際に解いてみることをおすすめします。その上で、苦手なPartの強化やスキマ時間の活用を検討していくと効率的でしょう。今回紹介した教材の活用方法を参考に、ぜひ英語力の向上と目標スコアの達成を実現してください。
本記事は一般的な英語学習の考え方を紹介するものであり、特定の学習法・教材の効果を保証するものではありません。