TOEICリスニング|「対策」で終わらない、スコアが伸び悩む原因別に効果的な学習法を紹介

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TOEIC Listening & Reading Test(以下、TOEIC L&R)では、リスニングセクション100問、リーディングセクション100問の計200問が出題されます。このうちリスニングに苦手意識を抱いているものの、どのように勉強すればよいのか悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

本記事では、英語力が伸び悩む原因別にリスニングの力を伸ばすために効果的な学習法についてご紹介します。表面的な「対策」にとどまらないおすすめ学習法も紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

TOEIC L&Rリスニングセクションの問題構成

TOEIC L&Rのリスニングセクションは4つのPartで構成されています。まずは各Partでどのような問題が出題されるのか、設問数や問われる力とともに確認しておきましょう。

Part 1 写真描写問題

Part 1は、提示された写真を適切に描写しているものを4つの選択肢の中から選ぶ問題です。設問は6問あります。

Part 2 応答問題

Part 2は、1つの質問または発言に対するふさわしい答えを3つの選択肢から選ぶ問題です。設問は25問あります。

Part 3 会話問題

Part 3では、2人または3人の人物による会話を聞き、質問に対してふさわしい答えを4つの選択肢から選ぶ問題が出題されます。出題数は39問です。会話の要点を押さえた上で解答する必要があるため、場面や状況を捉える力が欠かせません。TOEIC Testsは日常生活やビジネスシーンで使われる英語を想定して制作されているため、さまざまな場面・状況で交わされる活きた英語の習得につながるでしょう。

Part 4 説明文問題

Part 4は、アナウンスやナレーションなどの説明文を聞いてふさわしい答えを4つの選択肢から1つ選ぶ問題です。設問は30問あります。図表を用いた選択肢が出題されることもあるため、読み上げられた英文を正確に聞き取れるかどうかが重要なポイントです。単に答えが合っていたかどうかだけでなく、読み上げられた英文を正確に理解できているか、明確な根拠をもとに答えを絞り込めているか、といった点を丁寧に確認するとよいでしょう。

リスニングのスコアが伸び悩む主な原因

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リスニングセクションの出題内容を踏まえて、リスニングのスコアが伸び悩む主な原因を考えていきます。想定される主な原因は次の4つです。

知らない単語が多い

1つめの原因は、そもそも知らない単語が多く含まれていることです。読み上げられた英文や会話に使われている単語がすべて理解できなかったとしても、前後関係や会話の脈絡などから意味を推測できる場合もあります。一方で、未知の単語が頻繁に出てくる場合は、全体の意味を正確に捉えにくくなりがちです。

Part 1〜4の共通点として、一定以上の語彙を身につけておくことはリスニングの力を伸ばす上で必須事項といえるでしょう。

意味のまとまりや区切りが判断できていない

2つめの原因は、読み上げられた英語の意味のまとまりや区切りが判断できていないことです。Part 1・2では比較的短めの英文が読み上げられる場合がありますが、こうした設問で英文が大きな「かたまり」として聞こえているようなら、文中の要素を切り分けて捉えられていないかもしれません。

基本的な英文法(目安としては中学卒業程度)を復習し、おおよその文構造を捉えられるようにしておくとよいでしょう。焦らず文法の復習から取り組むことによって、結果的にリスニング力を着実に伸ばせることも少なくないようです。

リンキングやイントネーションに慣れていない

3つめの原因は、英語特有の発音やリズムに慣れていないことです。日本語にはないリンキングやイントネーション、リズムに慣れていないと「耳がついていかない」状態になりかねません。

本番のテストでは、英文や会話がナチュラルスピードで読み上げられます。実際のテストで放送される音声の速度や発音に耳を慣らし、「音から内容を理解できる」「文字と照らし合わせなくても聞き取れる」といった状態にしておく必要があるでしょう。

要点を聞き取れていない

4つめの原因は、読み上げられた英文や会話の要点を聞き取れていないことです。場面設定や状況ごとにポイントとなる単語や表現が使われているケースは少なくありません。こうした肝心な部分が聞き取れていないと、誤答を招く原因となりがちです。

とくにPart 4では、まとまった語数の英文が読み上げられます。答えが合っていたかどうかだけでなく、要点を的確に聞き取れていたか、答えを選んだ根拠は正しかったか、といった点を慎重にチェックしながら答え合わせを進めましょう。

原因別・おすすめの学習法

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ここからは、リスニングのスコアが伸び悩む原因別におすすめの学習法を紹介します。ご自身の課題に合った勉強の進め方を見極める上で役立ててください。

1. 単語のスペル・意味・発音をセットでインプット

知らない単語が多いと感じる方は、まずは単語のインプットから始めましょう。単語を「知っている」だけでなく、発音から意味がわかる状態にする練習を意識するのがポイントです。

TOEIC L&Rの頻出単語を厳選した教材を活用することで、日常生活やビジネスシーンでよく用いられる語を効率よく身につけられます。『公式TOEIC Listening & Reading 英単語』は過去のテストにもとづいた1,800語が厳選されているため、頻出単語を優先的にインプットしたい方におすすめの教材です。

『公式TOEIC Listening & Reading 英単語』の詳細はこちら

2. 基本的な英文法を復習しておく

英語を久しぶりに勉強する方や、英語そのものに苦手意識がある方は、基本的な英文法の復習から始めるとよいでしょう。中学3年間の英文法がまとめられている参考書を1冊用意し、基本文を中心に総復習してみてはいかがでしょうか。

基本的な文構造を見極められるようになれば、読み上げられた英語の意味のまとまりや区切りを判断しやすくなります。比較的長い英文や会話が読み上げられた際に、こうした英文法の力が活きてくるでしょう。

3. 質問文と答えの文を繰り返し聞く

読み上げられた英文や会話の要点がつかめていないことがあると感じる方は、質問文と答えの文をじっくり何度も聞医いてみたり、声に出してみたりする習慣を身につけましょう。本番のテスト形式の問題を解いて答え合わせをするだけでなく、スクリプトと照らし合わせながら音声を繰り返し聞き、声に出してみることで、音声をしっかり理解することが大切です。

また、英語特有の発音やリズムに慣れるためにもTOEIC L&R本番と同じ読み上げ速度の教材を選ぶことをおすすめします。『公式TOEIC Listening & Reading 問題集 12』には公式スピーカーによるリスニング音声に加え、リーディングセクションの読み上げ音声も特典として収録されています。本番のテストと同じ問題用紙の大きさや問題の配置で学習できるので、テスト形式に慣れるための練習としても効果的です。

『公式TOEIC Listening & Reading 問題集 12』の詳細はこちら

4. 概要を理解するスキルを身につける

まとまった文章量が読み上げられるPart 3・4に関してはとくにいえることですが、「完璧に聞き取れなくても推測する力」が役立つケースが少なくありません。こうした力を伸ばすには「チャンク聞き」の練習が効果的です。

『公式TOEIC Listening & Reading Part 3 & 4 音声速解』では、英語の音声を即座に理解するためのチャンク聞きやイメージ化に加え、カギとなる語句、指標となる表現(談話標識)を捉えるためのトレーニングが5つのステップに集約されています。こうした教材を活用して、実践的なリスニング力を培ってみてはいかがでしょうか。

『公式TOEIC Listening & Reading Part 3 & 4 音声速解』の詳細はこちら

次の記事では、これからTOEIC L&Rに向けて勉強する方がまず何から着手すればよいのか、「やることリスト」とともに紹介しています。こちらもぜひご参照ください。

TOEIC L&Rの勉強は何から始めればいい?「やることリスト」とおすすめ教材

リスニング力の向上に効果的な教材活用法

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リスニング力の向上に効果的な教材活用法を紹介します。英語を「聞く」インプットに加え、次に挙げるようなアウトプットを取り入れて、読み上げられる英文や会話への理解をさらに深めましょう。

ディクテーション

ディクテーションは、聞いた英語を書き取る学習方法です。手を動かして書き取ることで、つい聞き流してしまいがちな単語や表現の細部が可視化されるでしょう。

【練習方法】
はじめに、英文や会話の音声をひととおり聞いて全体の内容を把握します。次に、音声を適度な長さで一時停止しながら一語一語書き取っていくのが基本的な進め方です。慣れてくると、徐々に文単位で書き取れるようになるでしょう。聞き取れなかった箇所は戻って再度聞いて書き取り、最後にスクリプトと照らし合わせて聞き取れていなかった箇所を確認します。

オーバーラッピング

オーバーラッピングは、英語の音声を聞きながらスクリプトに沿って同時に発音していく学習方法です。ネイティブスピーカーの音声に重ねて発音することで、英語の発音・リズム・イントネーションなどを習得するのに役立つといわれています。

【練習方法】
はじめに、スクリプトを精読します。このとき、わからない単語や表現については意味を確認し、英文や会話全体の内容が正確に理解できる状態にしておくことが大切です。次に音声に合わせてスクリプトを見ながら発音していきます。自分の発音を録音し、ネイティブスピーカーの発音と聞き比べることで、違和感がある箇所やズレが生じている箇所を修正していきましょう。

シャドーイング

シャドーイングは、英語の音声に少し遅れて追いかけるように発音していく学習方法です。英語を「聞く」「話す」力を同時にトレーニングできるため、英語の発音やリズムを自然に体得できる学習方法といわれています。

【練習方法】
まず音声を聞き、英文や会話の全体像を把握します。この段階ですぐに発音する自信がない場合は、前述のオーバーラッピングから取り組むとよいでしょう。オーバーラッピングに慣れてきたら、スクリプトを見ずに音声を手がかりに発音していきます。機械的に発音を真似るのではなく、英文や会話の意味を理解しながら発音していくのがポイントです。

なお、TOEIC L&Rに向けた勉強にどのくらい取り組めばよいのか気になっている方もいるでしょう。目安となる学習時間については、次の記事もあわせて参考にしてください。

TOEIC L&Rの目標スコアと必要な学習時間の関係とは?スコア別学習のポイント

まとめ

今回見てきたとおり、リスニング力の伸び悩みを感じる原因はさまざまです。聞き取れない原因を特定し、解決につながる学習方法を取り入れることが、結果としてリスニング力を効果的に伸ばすことにつながります。

会話などに活用できる実践的な英語を身につけるには、「聞く力」が欠かせません。TOEIC L&Rに向けて表面的な「対策」に終始するのではなく、より本質的な「聞く力」を培い、「使える英語」を着実に身につけていきましょう。

本記事は一般的な英語学習の考え方を紹介するものであり、特定の学習法・教材の効果を保証するものではありません。

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